美容系で人気の仕事6選!特徴や給料、必要な資格、向いている人などを解説

華やかなイメージがあり、憧れる人も多い“美容系のお仕事”。

ただ、一言で「美容系」といってもさまざまで、
「なんとなく興味があるけれど具体的な内容は分からない」
「将来美容系の仕事をするためにはどうすればいいの?」
と疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、特に人気のある美容系の仕事やそれぞれの特徴、その仕事に向いている人や働く方法などを解説します。
どんな種類があるかを知って比較するなかで、自分に合う仕事を見つけてくださいね。

美容系の仕事一覧

美容系の仕事に共通しているのは、専門的な知識やスキルを使ってお客様の“キレイ”をサポートする仕事であるということ。
主に次の6つの職種が人気です。

  • 美容師
  • 理容師
  • ヘアメイクアーティスト
  • アイリスト
  • ネイリスト
  • エステティシャン

ここでは上記6つの職種の仕事内容や収入面、資格などについて言及します。

なお、上記以外にリフレクソロジーや鍼灸師、調香師、アロマセラピストといった職種もあります。
もう少し広く捉えると化粧品メーカーでの研究・開発の仕事や、百貨店やドラッグストアで商品の提案・アドバイスを行う美容部員(BA)、ヘアサロンや美容クリニックの受付(レセプション)なども美容系の仕事に分類されるでしょう。

【関連】美容室のレセプションとは?仕事内容やなり方、求められる能力・性格などを解説

美容師

美容師はシャンプーやカット、カラーやパーマといった施術を通じてお客様の髪の毛を美しく整える仕事です。
イベント前のヘアセットや着付け、リラクゼーションを目的としたヘッドスパなどを提供する場合もあります。

主な就職先はヘアサロン・美容室。
ほかにはトータルビューティサロンや結婚式場、ヘアメイク事務所などで活躍する美容師さんもいます。
下積み(アシスタント)時代が必要で、体力のいる仕事ではありますが、専門的な技術や指名のお客様を身につければ転職や独立をしやすい職業だと言えるでしょう。

【給料・収入】
キレイビズ掲載の求人情報を元に算出したところ月給は約25万円〜29万円、年収は約300万円〜350万円。
基本給と歩合給を組み合わせた給与システムを導入しているサロンが多く、各美容師の力量によって給料に差があります。

【必要な資格】
国家資格である『美容師免許』が必要です。
美容専門学校に2年間(通信の場合は3年間)通い、定められた課程を終了後、国家試験に合格すれば取得できます。

【関連】美容師のスタイリストとは?仕事内容や給料、デビューまでの期間や道のりを解説!

トータルで施術を提供する美容師から派生して、最近ではカラーリストやスパニスト(ヘッドスパニスト)など1つの技術に特化した職業も登場しています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

【関連】カラーの専門家「カラーリスト」が急増中!仕事内容や条件などをまとめました
【関連】美容業界で話題の職業「スパニスト」とは?仕事内容や目指す方法について
【関連】話題を集めるドライヘッドスパサロン|就職・転職のために必要な情報まとめ

 

理容師

理容師はシャンプーやカット、シェービング(お顔剃りや髭剃り)や眉カットなどを通じてお客様の身だしなみを整える仕事。
いわゆる「床屋」と呼ばれる理容室で勤務し、男性のお客様が多いです。
剃刀を使った施術がメインで、美容師とは仕事内容や資格が異なります。

【給料・収入】
厚生労働省の調査によると、美容師・理容師の月給は25万5100円、年収は311万4000円。
美容師と理容師それぞれの調査データはありませんが、収入の差はほぼないようです。

 【必要な資格】
国家資格である『理容師免許』が必要です。
理容専門学校に2年間(通信の場合は3年間)通い、定められた課程を終了後、国家試験に合格すれば取得できます。
なお、試験の内容は美容師免許と共通している部分もありますが、実技試験の内容が異なります。

【関連】美容師と理容師の違いとは?仕事内容や資格、年収、活躍の場などを比較解説

 

ヘアメイクアーティスト

ヘアメイクアーティストはTPOに合わせたヘアセットやメイクアップを行う仕事です。
一般のお客様だけでなく、雑誌やテレビ番組の撮影やイベントなどのシーンで俳優やモデルに対し施術を提供する場合もあります。
通常はヘアメイク専門の事務所やサロンに所属しますが、実力があれば独立してフリーランスとして活動することもできるでしょう。

センスを活かしてお客様のイメージやオーダーに沿ったヘアメイクを行い、魅力を引き出す仕事なので、クリエイティビティを発揮したい方に◎
ただし、固定のスケジュールではなくお客様最優先で予定を調整する必要がある現場がほとんどです。

【給料・収入】
月収18万円、年収200万円〜300万円ほど。
働く現場や担当する相手によって収入が大きく異なり、なかには年収500万円〜1,000万円以上のヘアメイクアーティストもいます。

 【必要な資格】
メイクのみであれば必須の資格はありませんが、お客様の髪を触る場合は美容師同様に『美容師免許』が必要です。
また、『日本メイクアップ知識検定試験』など関連する民間資格を取得しているとスキルをアピールできるでしょう。

【関連】ヘアメイクアーティストになるには?働き方や活躍の場、必要な資格などを解説
【関連】ブライダルヘアメイクアーティストとは?仕事内容から収入、休日事情や資格などを解説

 

アイリスト

アイリスト(アイデザイナー)はマツエク(まつ毛エクステンション)やまつ毛パーマを通じてお客様の目元を美しくする仕事です。
そのほか、まつ毛のシャンプーやトリートメント、カラーなどのサービスを行う場合も。
専用の器具や薬剤を使ってまつ毛に対して細かな施術を行うため、手先の器用さを求められます。

アイサロン・アイラッシュサロンだけでなくヘアサロンやエステサロン、ネイルサロンなどでもまつ毛関連のメニューが提供されており、働く場所は多いです。
最近ますます需要の高まっている職業だと言えるでしょう。

【給料・収入】
キレイビズ掲載の求人情報をもとに算出したところ月収は23万円〜26万円、年収は270万円〜310万円ほどが目安です。

 【必要な資格】
アイリストとして働くためには国家資格である『美容師免許』が必須になります。

【関連】マツエク(まつ毛エクステ)には国家資格が必須!取得にかかる費用・時間、働き方などを解説
【関連】【再ブーム】まつ毛パーマとは?エクステとの違いやメリット、値段やもち、注意点を解説

また、アイリストと同じく目元のパーツである眉毛に対してスタイリングやデザインを行うアイブロウリストという仕事もあります。
詳しくは下記記事をご覧ください。

【関連】アイブロウリストとは?仕事内容やなり方、必要なスキル・資格、就職先などを解説

 

ネイリスト

ネイリストは爪のお手入れやネイルアートを行い、手元を美しく整えるお仕事。
カラーリング・デザインやジェルネイル、スカルプチュアネイル、リペア(補修・オフ)や甘皮処理、ハンドマッサージなど必要なスキルの範囲は広いです。
お客様の希望どおりのデザインに仕上げるためには技術力だけでなく、ヒアリング力も必要。
また、長時間細かい作業を行うので集中力も求められます。

ネイルサロンが主な勤務先ですが、ヘアサロンやトータルビューティサロン、ブライダルサロンや結婚式場でも活躍できます。
広いスペースや大きな機材などを必要としないので、自宅で開業することも可能です。

【給料・収入】
月収は17万円〜25万円、年収は200万円~350万円ほどが相場。
正社員で働く以外にも、アルバイト・パートとして時給800円~1,500円で働く方法や、業務委託契約で売上の40%〜50%を受け取るという選択肢もあります。

 【必要な資格】
ネイリストになるために必須の資格はありません。
無資格・未経験で応募できるサロンも多く、他の美容系の仕事に比べて目指しやすいと言えるでしょう。

ネイルスクールで働きながら習得する人やネイルスクールに通って学ぶ人、独学でスキルを身につける人などさまざまですが、『JNECネイリスト技能検定』などの民間資格を取得しておくと就職や現場で役立ちます。

【関連】ネイリストの給料はどれくらい?働き方別の収入や給料アップの方法を紹介
【関連】ネイリストを独学で目指す方法は?メリット・デメリットやポイント、他の勉強方法も紹介

 

エステティシャン

エステティシャンは自分の手や機器を使ってフェイシャルやボディケア、脱毛などを行う仕事です。
美肌や小顔、痩身やリラクゼーションなどを目的としたお客様といったお客様のお悩みや希望をキャッチし、技術を提供します。

活躍の場は多岐に渡り、エステサロンや脱毛サロン、エステメニューのあるヘアサロンやホテル、ブライダルサロンなどが挙げられます。

【給料・収入】
月収は20万円前後、年収は300万円〜350万円が目安です。
お客様からの指名や店販の売上によってインセンティブが設定されているサロンもあります。

 【必要な資格】
エステティシャンに必須の資格はありません。
ネイリストと同じく働きながら技術を学んだり、専門学校やスクールに通ったりしてスキルを身につけます。
また『AJESTHE認定エステティシャン』などの民間資格を取得するといいでしょう。

【関連】エステティシャンの仕事内容とは?メリット・デメリット、向いている人の特徴も合わせて解説!
【関連】エステティシャンになるには?手順や必要な資格、勉強方法を解説

 

美容系の仕事が向いている人の特徴

美容系の仕事にはたくさんの職種がありますが、共通して言えるのは①美容が好きな人②トレンドに敏感な人③ホスピタリティの高い人が向いているということ。
それぞれ詳しく解説します。

 

美意識が高い・美容が好き

お客様に「美」を提供する立場なので、当然自分自身も美容に関心があることが求められます。
ふさわしい外見や身だしなみを意識することはもちろん、サロンや道具をキレイな状態に保つなど身の回りの環境の美しさも意識しなければなりません。

美容好きな人にとって、働きながら自然と美容に関する知識や情報が身についていくのはメリットと言えます。
同僚や上司も美意識の高い人がほとんどなので刺激をもらえ、自分磨きのモチベーションも上がるでしょう。

 

トレンドに敏感

美容業界はトレンドの移り変わりが激しいです。
常に流行や時代の流れをキャッチし、提供する施術やお客様とのコミュニケーションに素早く反映する必要があります。

また、新製品や新たな技術も次々登場するので、勉強し続ける姿勢が求められます。
最新の情報やスキルを持っている人は、お客様からの信頼度も高いです。 

 

ホスピタリティが高い

ホスピタリティとはいわゆる“おもてなしの心”。
お客様のお悩みを解決することを1番の目的として、「どうすれば喜んでもらえるか?」を考えながらサービスを提供できる人は重宝されます。

ただ施術を行うだけでなくお客様の希望プラスアルファの提案をしたり、ドリンクや膝掛けなどサロンで快適に過ごせるための気遣いをしたり…といった思いやりがお客様の満足度向上につながりますよ。

 

まとめ

美容系の仕事はお客様の美しさを引き出すサポートを行うことで、直接感謝されることも多く、やりがいの多い職業です。
専門的な技術やコミュニケーション能力を求められますが、なかには資格がなくてもチャレンジできる職種もあるため、気になる仕事があれば積極的に応募してみてはいかがでしょうか。

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