ブライダルヘアメイクアーティストとは?仕事内容から収入、休日事情や資格などを解説

近年美容師の新しい働き方として注目されつつある「ブライダルヘアメイクアーティスト」。
ヘアメイクで新郎新婦の美しさを最大限に引き出し、結婚式を華やかに彩ります。
ブライダル分野であることから一般的なヘアメイクよりも専門的な知識や技術が求められますが、人生の節目に携わるやりがいと魅力のある職業であることから人気の職業です。

本記事では、ブライダルヘアメイクアーティストの概要や仕事内容、就職する方法などを解説します。

ブライダルヘアメイクアーティストとは

ブライダルヘアメイクアーティストとは結婚式や披露宴、二次会などにおいて新郎新婦や親族に対し髪のスタイリングやメイクを行う専門職。

一般的なヘアメイクとは少し違い、結婚式で着用する華やかな衣装に負けず、写真でも映えるようなヘアメイクが求められます。
ホテルウェディングやガーデンウエディングなど結婚式のスタイルによって、また衣装とのコーディネートを考えながら、お客様と打ち合わせをして希望を取り入れたヘアメイクを行うことが大切です。

ドレスや和装の着付けを担当したり、身支度全般をサポートしたりするケースも。
式中のお直しにも素早く対応します。
あらゆる技術を用いて特別な日にお客様を輝かせる、責任感とやりがいのある仕事です。

 

ブライダルヘアメイクアーティストの収入・給料

ブライダルヘアメイクアーティストの年収は200万円〜500万円と大きな差があります。
勤務先の地域や実績などによって異なりますが、全体の平均は400万円前後。
初任給は月給16万円〜18万円が目安とされており、入社後3年程度はアシスタントして経験を積むパターンが多いです。

スキルを積んでキャリアアップできれば月給30万円以上も目指せるように。
一人前のブライダルヘアメイクアーティストになって指名をもらえるレベルになると、より高い収入が期待できます。

また、フリーランスのブライダルヘアメイクアーティストとして働く場合は、お客様や施設からの評価や担当する結婚式の件数によって収入が変動します。
人気とスキルを備えていれば、平均以上の高収入を得られるようになるでしょう。

 

ブライダルヘアメイクアーティストの休日

ブライダルヘアメイクアーティストは土日祝日が仕事、平日が休日となるケースがほとんど。
結婚式や披露宴、写真撮影、事前打ち合わせといったイベントに合わせた勤務形態となり、これらは土日祝日に行われることが多いからです。

基本的にシフト制で、結婚式当日は早朝から準備しなければならないなど縛りがあるため、勤務時間も不規則になっています。
新郎新婦のスケジュールに合わせて動くので、休日を自由に取得するのが難しい場合もあることは覚えておきましょう。

 

ブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容

ブライダルヘアメイクアーティストは、まず事前に新郎新婦との打ち合わせや希望のヒアリング、ドレス選びのサポートやコーディネートを行います。
その後、式当日を想定して実前に行うリハーサルでのヘアメイクを経て、結婚式当日のヘアメイクやお色直し、ドレス・和装の着付けなどを行う…というのが主な仕事の流れです。

結婚式の前撮り・後撮りをされるお客様の場合は写真撮影用のヘアメイクも仕事。
また、各段階でのアテンドを任されるパターンも。
ほかにもブライダルフェアのイベントやウェディング雑誌の撮影の場でヘアメイクを行う仕事もあります。

 

打ち合わせ・ヒアリング

新郎新婦との打ち合わせで要望をヒアリングするのが、ブライダルヘアメイクアーティストの最初の仕事です。
会場の飾り付けやドレスの色・デザイン、好みのスタイルなどを伺い、その方が持つ雰囲気や体型、肌の色などを考慮して最適なヘアメイクを考えます。
ヘアメイクと合わせてドレスのコーディネートを担当するケースもあります。

ブライダルヘアメイクアーティストは新郎新婦と直接関わる機会が多く、式当日までトータルでサポートする仕事なので、打ち合わせの段階から徐々に信頼関係を築いていくことが大切です。
また、ブライダルでの流行やニーズなど常に最新の情報をキャッチアップし、現場でプロフェッショナルとしての腕を磨いていかなければなりません。

 

リハーサル

結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の晴れ舞台。
忙しいスケジュールと失敗が許されない緊張感のある当日もスムーズに進行できるように事前に行うのがリハーサルです。

リハーサルでは式当日を想定し、ヘアメイクの予行演習を行います。
髪質や肌質、全体のバランスなど、実際にヘアメイクをしてみて初めて分かることもあるでしょう。
リハーサルを経て最適なヘアメイクをプランニングし、式当日に備えます。

 

式当日のヘアメイク、新郎新婦のアテンド

式当日は新郎新婦のヘアメイクをするだけでなく、新郎新婦のそばについてヘアスタイルの崩れ・乱れを直したり、涙を拭くハンカチを手渡したり、ドレスの裾を持ったりといったアテンド業務を行うこともあります。

先述したドレスのコーディネートやアテンドは別の担当者が行う場合もありますが、トータルで引き受けられればお客様の安心度や信頼感も向上します。
手際良く新郎新婦をサポートできるように日々スキルを磨いておきましょう。

 

ブライダルヘアメイクアーティストになる方法

ブライダルヘアメイクアーティストになるための決まったルートはありませんが、まずは美容専門学校でヘアメイクを学ぶ人が多いです。
あるいはブライダルヘアメイクアーティストの養成施設へ入学すれば、ヘアメイクやネイルから接客マナーまで幅広く学ぶこともできます。

美容師やウェディングプランナー、ホテルスタッフやドレスショップスタッフといった業種から転向する人もいますよ。

 

ブライダルヘアメイクアーティストに必要な資格

メイクを行うだけなら特に必要な資格はなく、ヘアセットも合わせてするなら国家資格である「美容師免許」が必須です。

ブライダルヘアメイクアーティストはブライダルに特化した専門知識や技術が求められる専門性の高い仕事。
かつヘアメイクだけでなくブライダルネイルやドレス・着物の着付けなどトータルコーディネートを求められることもあります。
そのため次のような資格を持っていると就職で有利になり、実際の業務でも役立つでしょう。

  • JMAメイクアップ技術検定
  • IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
  • ブライダルコーディネート技能検定
  • 着付け技能検定
  • 着付け師
  • ネイリスト技能検定
  • ファッション色彩能力検定
  • パーソナルカラー検定
  • ビジネスマナー検定 など

 

ブライダルヘアメイクアーティストに必要な能力・スキル

ブライダルヘアメイクアーティストには、ヘアスタイリングやメイクに関する知識・技術やセンスはもちろん、ドレスや和装に関する知識、ブライダルのマナーなどあらゆる分野のスキルが求められます。

また、新郎新婦の要望を聞き出したり式当日での細やかな気遣いをしたりするための「コミュニケーションスキル」も必要です。
基本的に立ち仕事で早朝から一日中動き続け、限られた時間の中でスケジュールどおりにてきぱきと動かなくてはならないため「体力」も必須になってくるでしょう。

 

ブライダルヘアメイクアーティストの就職先

ブライダルヘアメイクアーティストの主な就職先は結婚式場やホテル、ゲストハウス、ブライダルサロンなど。
また、施設専属のヘアメイクではなく、ヘアメイク事務所に所属して必要な現場に派遣されて働くパターンもあります。

あるいは、ヘアサロンに就職して普段は普通の美容師として働きながらスケジュールに応じて施設や個人からの依頼を引き受けたり、フリーランスとして営業活動を行なって仕事を受けたりする人もいます。

 

まとめ

今回は美容業界でも注目されているブライダルヘアメイクアーティストという職業についてご紹介しました。

専門的で難易度が高く、勤務日や時間が固定されないものの、特別な1日をサポートする魅力ある仕事です。
結婚式に欠かせない存在であるため、結婚式や関連イベントがなくならない限りブライダルヘアメイクアーティストの仕事がなくなることもないでしょう。
トレンドに合わせたヘアメイクのスキルやセンスを磨いていけば、活躍し続けることができます。

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