フリーランス美容師の働き方とは?気になる年収やメリットも紹介!

最近では、働き方改革をはじめとした施策により、私たち労働者の働き方が以前とは大きく変化しています。
その中でも、近年よく耳にする「フリーランス」と呼ばれる働き方は、自分自身の理想のライフスタイルを実現できることからも、若者を中心に人気が高まっています。

フリーランスでの働き方としては、フリーランスエンジニアやフリーランスライターなどが広く知れ渡っていますが、美容業界においても「フリーランス美容師」の数が年々増加傾向にあることはご存知でしょうか?

そこで今回は、フリーランス美容師についての概要や、メリット・デメリットに加えて、必要な手続きや年収についても簡単にご紹介します。
フリーランス美容師としての働き方に興味がある方や、将来美容師として独立を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランス美容師とはどんな人か?

「フリーランス美容師」と聞くと、どのような働き方を思い浮かべますか?

まず、美容師の働き方は、大きく分けて「正社員」として働くか、「業務委託」として働くかに分かれます。
正社員で働くというのは、サロンに雇われて、サロンから給料をもらいながら仕事をするスタイルです。
5年ほど前までは正社員で働くことが美容師の主流でした。

しかし、近年は、ある程度経験を積んだ美容師の中に「業務委託」という働き方を選択する人が増加傾向にあります。
業務委託で働く美容師を「フリーランス美容師」と呼びます。

業務委託には大きく2つの形がある

業務委託としてフリーランスで仕事をする場合、大きく2つの選択肢があります。

1つ目は「面貸しサロン」「シェアサロン」で働く場合。
2つ目は「歩合制のサロン」で働く場合。

この2つの中でも特に近年増加しているのは「歩合制のサロン」で働く人です。
「歩合制サロン」は、「業務委託サロン」と呼ばれることもあります。

それぞれの特徴を述べていきます。

面貸し・シェアサロンとは?

「面貸し」とは、美容室として利用できる場所を借り、それ以外は自分で営業する働き方です。
道具や資材の準備や、集客など、場所の準備以外は全て自分で管理しなければなりませんが、その一方で、会社との契約を結ぶ必要がなく、お金に関しては完全歩合制になります。

もちろん、面貸しとして借りている場所のオーナーには、いくらかの使用料を支払う必要がありますが、カットやカラーなど、美容師としての施術代は全て自分で設定できることが魅力です。

特徴としては、

  • ルールや条件に縛られずに働くことができる
  • 業務委託に比べて高い収入を得られる可能性がある
  • 集客は自分で行わないといけない

といった点があります。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。

面貸し・シェアサロン・業務委託の違いとは?フリーランス美容師の働き方について

2019.03.19

歩合制サロンとは?

歩合制サロン(=業務委託サロン)は、業務委託美容師を募集しているサロンで一人のスタイリストとして勤める働き方です。
店舗や道具はサロンにあるものを使用できるので、手出しの初期費用は必要ありません。
業務委託という形態ですが、
あくまで、「サロンスタッフの1人」になり、サロンが定めているルールなどは守る必要があります。

正社員として勤務するよりも、歩合が高いことが多く、短時間で高収入を得ることも可能です。
契約内容によっては完全なフリーランスとはいえない場合もあります。

最近ではサロンスタッフとして経験を積んだのちに歩合制サロンで業務委託美容師として働く方も増えてきています。

業務委託の「契約」について

業務委託としてサロン勤務する場合には、美容師自身は個人事業主として業務委託契約書を書きます。
業務委託とは、簡単に説明しますと、事業主が業務の一部を外部に委託すること、つまりは、サロンが個人事業主である美容師に、「髪を切る」という業務を委託することになります。

支払われるお金も「給与」ではなく「報酬」になり、また、個人事業主である美容師はサロンとの雇用関係にはないことから、労働基準法も適用されません。
そのため、双方にとって比較的自由な条件下で仕事を行うことができるのが、業務委託の魅力であります。

気になるフリーランス美容師の年収や月収は?

フリーランスの美容師として独立するにあたって、気になるのは収入の面ですよね。
ここから、歩合制サロンに絞った情報を記載していきます。

年収の平均は500〜700万円

厚生労働省が行った「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、全国の美容師の平均年収は約302万円というデータが出ています。

一般的な企業勤めのサラリーマンですと、平均年収は約400万円といわれていますので、美容師の年収は平均よりは低いとされています。
一方で、フリーランス美容師の年収に関しての詳しい統計はありませんが、フリーランスとして活動している美容師の方の情報をみると、平均して月に4060万円ほどの報酬を獲得されているという方が多くいます。

この月収を年収にすると、約500700万円ほどになりますので、全国のサロン勤務の美容師よりも格段に稼げていることになります。

歩合制サロンでフリーランス美容師になるメリット・デメリット

時間拘束もなく、収入も高いといわれている歩合制サロンでの勤務ですが他にはどんなメリットがあるのでしょうか。
次は、メリットとデメリットを、それぞれ紹介します。

フリーランスとして働くには大きなメリットがありますが、一方で、デメリットがあることも忘れてはいけません。これから独立を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

  • 勤務時間・休日を自由に決めることができる

    多くのサロンがシフト制で働く時間帯を選択できるようにしています。朝から勤務したり、昼以降に出勤したり、1日通しで出勤したり、シフトに合わせて働く時間を選択することができます。

    また土曜日や日曜日を休日にするなどの選択もできることが魅力の1つです。さらに、無理な残業はなく、自分で時間を調整しやすい働き方になっています。

  • 歩合還元率が高いため、集客量と報酬が比例する

    歩合の還元率が高く、売り上げた分が報酬に反映されるので、集客が強いサロンで指名が増えれば高収入になりやすいです。

  • マンツーマンで接客できる

    アシスタントがいないため、基本的には1人で接客を行うことになります。かけもち接客が少なくなるので、お客様満足度が向上しやすく、指名が増えやすいことが特徴です。

  • お金をかけずに集客できる

    基本的に集客は美容室側が行うため、お金や手間をかけなくても入客できるチャンスがあります。

デメリット

  • 報酬が固定ではない

    固定給がないため、集客がうまくいかなかった場合や体調を崩してしまった時には、報酬が低くなるというリスクがあります。

  • 税金・保険などの手続きを自分でやらなければならない

    開業届出や確定申告などの手続きを自分でしなければいけません。また、確定申告が必須になり、怠ると脱税になってしまいます。

  • 研修・勉強会などがほとんどない

    美容室側が主催する研修や勉強会はほとんどないため、自分でスキルアップする必要があります。独立してやっていくのに十分な技術がないと厳しい環境であるともいえます。

ここまで述べてきたメリット・デメリットを表にまとめる下記のようになります。

メリット デメリット
歩合給の還元率が高い 入客がないと収入が不安定
シフト制で選択できる 税金・保険の手続きを自分で行う
マンツーマン接客 研修や勉強会がほとんどない
お金をかけずに集客できる 客単価が低め

 

フリーランス美容師になるために必要な手続きとは?

場所の契約や集客以外にも、フリーランス美容師として活動するためには必要な手続きをしなければなりません。
ここでは、フリーランス美容師になるために必要な手続きである「開業届」や、経費、税金などのお金のことについて簡単にお伝えします。

開業届

開業届は、所得税法において、事業所得を生ずべき事業を開始した場合に、開業後1ヶ月以内に税務署に届けなければならないとされています。

開業届を提出しなかった際の罰則はありませんので、開業届を提出せずとも事業を行うことがことは可能ですが、同時に、青色申告もできなくなりますので、法律の定める通り、個人事業主になったら開業届を提出しましょう。

経費の管理

フリーランスとして働くにあたっては、経費の管理も行わなければなりません。
(※経費とは、仕事をするにあたって使用した費用のことを言います。)

美容師であれば、仕事で使用するドライヤーなどの物品に加え、交通費や交際費まで、様々な費用を経費として計上をすることができます。

税金

サロン勤務の美容師であれば、所属している会社が自分の給料から必要な税金を天引きしてくれました。しかし、個人事業主であるフリーランスの美容師は、国民年金や国民健康保険はもちろん、所得税や住民税などの税金を全て個人で支払う必要があります。

フリーランス美容師の数は増えている

2017116日の日経MJでは、フリーランスとして活動する美容師の数が8万人を超えたと発表されました。

美容師として働いている方の人口は、現在ではおよそ50万人といわれています。ですので、フリーランス美容師の8万という数は全体の15%にも及び、決して少なくはない数にまで増加しています。

最近では、フリーランス美容師に向けのシェアサロンを提供する会社も増えていて、今後はますますフリーランスとして活動する美容師も増えるのではないかと考えられます。

まとめ

今回は、フリーランス美容師の働き方や、メリット・デメリットについて紹介しました。

労働者の働き方が大きく変化している現代において、美容師の働き方も以前とは違う形になりつつあります。加えて、昨今のSNSの普及やシェアサロンの増加の波に乗って、フリーランス美容師として独立する方も増えています。

もちろん、フリーランスで活動するのは決して簡単なことではありません。しかし、サロン勤務での働き方とはまた違った良さがたくさんあるのも事実ですし、独立したことで年収UPに繋がったり、理想のライフスタイルを手に入れた方もいます。

もし今、美容師としての働き方に満足できないのであれば、フリーランス美容師として独立することも、1つの選択肢として考えてみてもいいかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

yamamoto-hiroaki

大阪生まれ、趣味は映画鑑賞 日本全国を担当していて美容業界に精通しています。 特に業務委託の美容室、大手サロンを担当することが多く、豊富な情報量は誰にも負けない自信があります。 キャリアのあるスタイリストの方を対応することが多く、その方の将来の目標や働き方に合わせてサロンをご案内することを得意としています。