コロナ禍の集客を救う美容サロンのSNS活用術|運用に適したSNSと成功事例をご紹介

今回は美容室が運用するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)についての特集です。
スマホが普及してSNSへのアクセスが活発になり、美容室の宣伝広告が紙のチラシではなくSNSを使ってお店を宣伝するのが当たり前になってきました。

SNSを活用する目的は
「お客様とより親密になりお店のファンを作る」
これにつきます。

ファンになったお客様がお店のフォロワーとなることで、リアルタイムで宣伝ができる環境が構築できます。
しかも、初期投資はほぼ「0円」。
時間さえかければ、誰でも使えることが大きな魅力です。
美容室に関していうと、活用していないサロンを探す方が難しいくらい、当たり前になっています。
一方で、この記事を見ているオーナー様の中には、SNSに関して以下のお悩みを持っている方もおられるのではないでしょうか?

お店のSNSアカウントを作ったのは良いけど

  • いまいち使い方がわからない
  • 運用方法がわからない
  • どうやってフォロワーを増やすのかわからない
  • アカウントをそのまま放置している
  • お客様とのコミュニケーションの取り方がわからない

今回は美容室に適したSNSや活用事例をご紹介し、運用のポイントを解説していきたいと思います。

SNSを運用するに当たり決めておく3つのこと

まず、SNSを運用をするにあたり決めておくべきことを紹介します。
成功しているアカウントやフォロワーが増えているアカウントはこの3つが守られているからと言っても過言ではありません。

①お客様を設定する(ターゲット設定)

まずは、お客様を設定しましょう。
『ペルソナ』とも呼ばれるものですが、どんな情報を発信するのかを考えるうえで、誰に見てもらいたいのか?を大前提に考えておかないといけません。
・どんな情報を届けると喜ばれるのか?
・どんな情報が求められているのか?
という仮説が正しくできていれば、発進する情報の精度が上がっていきます。

例えば、
・性別:女性
・年齢:19
・ヘアスタイル:ショート
・職業:大学生
・住まい:三鷹
・通勤:中央線
・マイブーム:ウマ娘

といった設定などを行い、この方にとって興味がありそうな事をネタに投稿をしていきます。

②ハッシュタグを活用する

インスタグラムやtiktok、Twitterなどハッシュタグの機能があるものは必ず活用してください。
ハッシュタグには投稿に関連したキーワードをつけます。

例えばメンズのカットの投稿であれば、
#ショート
#アッシュ
#美容室
#韓流マッシュ

などと関連するキーワードを選定します。

インスタグラムであればハッシュタグは1投稿に「30個」使用できます。
30個使い切らなくても問題ありません。

ハッシュタグからの投稿記事への流入(リーチ)数をみて、ハッシュタグを見直していくことも大切です。

③運用のコツは【絞る】こと

3つ目のポイントとしてオススメしたいのが、『テーマを絞ること』です。

後ほど、いくつかの活用事例を紹介しますが、どのアカウントも一貫してテーマが絞られています。

  • ショートカット
  • ボブカット
  • グラデーション
  • メンズ
  • レディース

①の「お客様の設定する」の延長になりますが、投稿内容も絞ることで、よりファンに近い方へ情報が届くようになります。

あるスタイリストさんのアカウントでは「ショートカットが得意な美容師」とプロフィールに書いています。
その方の投稿はどれも「女性のショート」のビフォー・アフターのショートムービーばかりという運用です。

「ジャンルを絞り」運用すると、『何をテーマにしたアカウントなのか?』が伝わりやすくなり、ショートカットにしたいと考える女性のお客様がハッシュタグで検索して投稿を見てくれる。フォローしてくれる可能性が上がるのです。

そして気に入ったカット事例があれば、「ここのお店にカットしてもらおうかな。」とお客様が足を運ぶようになったり、問い合わせのDMや電話が入る事につながります。

 

どんなSNSが美容室に向いているのか?

運用についてのポイントを解説しましたが、一言に「SNS」といってもサービスが増えてきています。

海外発祥のSNSFacebookTwitterinstagramYouTube
国内のSNSLINE

中でも日本で圧倒的に活用されるのはLINEです。
では、美容室で最も活用されているSNSはなんでしょう?

1位:Instagram(インスタグラム)

圧倒的に多いのはインスタグラムです。
インスタグラムが評価されている点としては、

  • 画像や動画の投稿
  • ストーリーズで小ネタをオシャレに投稿
  • インスタライブでフォロワーに情報発信

と投稿や情報発信がしやすく使いやすいのが特徴的と言えます。

インスタグラムと言えば「ハッシュタグ」機能です。

これはGoogle検索をする感覚で自分が知りたい情報をインスタグラムを使い知ることができます。
その時に使用するのがハッシュタグ検索です。

ハッシュタグ検索で「#美容室」と検索すると
誰かの投稿で「#美容室」のタグが付いた投稿が表示されます。

このハッシュタグ検索も多くのユーザーが使います。
インスタグラムは国内の利用率は37.8%とSNSでは少ないです。

ユーザーを年代別利用率をみると

  • 10代:63.4%
  • 20代:64.0%
  • 30代:48.6%

10代、20代が多い傾向ですが40代以降はとても低水準です。

ですから10代~30代の方にお店を認知してもらうにはインスタグラムの運用は有効だと言えます。

また、最近のアップデートでは『地図検索機能』が追加されました。
例えば、Instagramのマップ検索で『美容室』と調べると、#美容室とついたアカウントを地図上から調べられるという機能です。

これによって、Googleマップのように、地図上から情報を調べることが可能になり、インスタグラムのアカウント運用や適切なハッシュタグ選定が益々重要となりました。

引用:Instagram、近隣の人気スポットを検索できる地図検索機能を導入

2位:tik tok(ティックトック)

1560秒ほどの動画を共有できるSNSです。
若い世代が踊っている動画を投稿したり、甲子園球児がチームメイトとおもしろいムービー投稿したりとよく見かけます。
なんと言ってもムービー編集のし易さです。

  • 倍速機能
  • 装飾(エフェクト、フィルター)
  • テキスト、ステッカー

を使ってショートムービーを簡単にバズるコンテンツに仕上げられます。

ティックトックは若い世代にダントツの人気です。
国内の利用率は12.5%と少ないですが、年代別では10代がダントツに多いです。

  • 10代:47.9%
  • 20代:20.4%
  • 30代:12.6%

40代以降は10%を下回る水準になります。

3位:LINE(ライン)

続いてラインですが2011年に日本でサービスが始まり、今では世界で使用されるほど成長しているSNSになります。

日本の国内ユーザーは8600万人で国民の68%が使用しています。国内月間アクティブ率は85%と国内でのほとんどの世代が連絡手段として使用しています。

年代別に観ると

  • 10代:88.7%
  • 20代:98.1%
  • 30代:93.4%
  • 40代:87.7%
  • 50代:82.6%
  • 60代:52.8%

1050代の年代で80%以上利用されています。

これだけのユーザーと繋がるために店舗や事業者向けに『公式ライン』のサービスが展開されます。
美容室もお客様との連絡手段として公式ラインを利用する店舗も多いでしょう。

既存のお客さんにライン登録してもらい、カットやカラーの予約などラインでやり取りすると言った目的で使用するのが主になります。

その他:YouTube(ユーチューブ)

SNSの目的からは外れますがコンテンツを発信する目的としては活用できます。
例えば、お店の売れっ子の美容師さんのチャンネル作りお客様を「劇的に変身させる」と言ったテーマでダイジェスト形式のムービーを発信ができます。
実際にあるチャンネルですが、見ていて面白いですし変わったお客様のムービーを見たユーザーが多くの共感コメントをしています。

コメント数が多いので動画を見る人は多く、バズりやすいのがユーチューブの良いところです。

全世代の利用率は76.4%

年代別では

  • 10代:93.7%
  • 20代:91.5%
  • 30代:85.4%

40代以降の年代は利用率が低く推移しており最も低いのは60代の44.8%となっています。
店舗の宣伝というよりお店の企画をコンテンツとして発信することでお店のファンが増える。
戦略次第でユーチューブの活用は有効だと言えます。

美容師のYouTube活用についてはこちらの記事でもまとめています。

関連記事:美容室のスキルアップにおすすめ!美容系YouTuberを10選紹介します。

各SNSの活用事例

各SNSをどのように活用しているのかいくつか事例を紹介します。
ランク付しているわけではありませんが、活用事例として参考になると思うアカウントを挙げています。

インスタグラムの参考事例

https://www.instagram.com/lipps_mens/?hl=ja

https://www.instagram.com/theater_keita1/

https://www.instagram.com/kamidokorotama/

https://www.instagram.com/aivee_yu_ki/

ティックトックの参考事例

https://www.tiktok.com/@dazzle_ume

https://www.tiktok.com/@xena_hair

https://www.tiktok.com/@abiru_sand?is_copy_url=1&is_from_webapp=v1

ユーチューブの参考事例

https://www.youtube.com/user/ryudo0422

https://www.youtube.com/channel/UChgauHuMeHvz55VZRQGF_-g/featured

SNSの顔は店舗ではなくスタイリスト個人の運用が多い

SNSのアカウントを紹介してきましたが、ここで気づいて頂きたいポイントは運用されているアカウントが店舗名ではなく、スタイリスト個人という点です。

アカウントの運用者のほとんどが

  • 店長(オーナー)
  • お店の人気スタイリスト
  • 業務提携するフリーランスの人気スタイリスト

だったりします。

あくまでお店の「顔」として運用し、フォロワーを増やします。
「ここ美容室に行けばこの人にカットしてもらえる!」とお客さんの問い合わせも増える事でしょう。

 

まとめ

今回は美容室がSNSを運用するにあたり、適したSNS、活用しているアカウントをご紹介しました。
そしてマーケティング観点の話もしましたが、最後に紹介した3つのポイントをしっかり決めて、運用のコンセプトを検討し、あなたの美容室のSNSを運用して頂ければと思います。

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