「美容師として働いているけれど、手荒れや腰痛が辛くて長く続けられるか不安」「せっかく取った美容師免許を活かして、もっと自分らしく働きたい」
このようにお悩みではありませんか？
近年、マスク生活の定着とともに目元の美容ニーズが急増し、「アイブロウリスト（眉毛専門の技術者）」という職業が大きな注目を集めています。
この記事では、アイブロウリストの具体的な仕事内容から、必須となる資格、気になる年収事情までを徹底解説します。
記事を読み終える頃には、あなたがアイブロウリストとして活躍する具体的なイメージが湧き、理想の職場を見つけるための第一歩を踏み出せるようになるでしょう。美容業界に特化した「キレイビズ」が、あなたのキャリアチェンジを全力で応援します。
そもそも「アイブロウリスト」とは？主な3つの仕事内容
アイブロウリストとは、お客様の骨格や筋肉の付き方、希望のイメージに合わせて眉毛を整え、美しくデザインする専門家のことです。
主な仕事内容は大きく分けて以下の3つがあります。
1.カウンセリングとデザイン提案
2.ワックス脱毛と毛抜き処理
3.眉メイク仕上げとホームケア指導
それぞれ詳しく解説していきます。
1.カウンセリングとデザイン提案：骨格に合わせた「似合わせ」技術
施術の中で最も重要と言えるのが、最初に行うカウンセリングとデザインの提案です。お客様の「なりたい雰囲気」を聞き出すだけでなく、プロの視点から骨格診断を行います。
顔の黄金比や筋肉の動きを見極め、その人に最も似合う眉の形をペンシルで下書き（マッピング）していきます。
単に細くしたり形を変えたりするのではなく、お客様のコンプレックスを解消し、魅力を引き出す「似合わせ」の技術が求められます。ここで完成イメージを共有できるかが、満足度を左右するカギとなります。
2.ワックス脱毛と毛抜き処理：美しいラインを作る土台作り
デザインが決定したら、専用のワックス剤を使用して不要な産毛や古い角質を除去していきます。
ワックス脱毛を行うことで、カミソリでの処理とは違い、毛根から毛を抜くため、美しさが長持ちし、肌のトーンアップ効果も期待できます。
ワックスで取り切れなかった細かい毛や、デザインの微調整に必要な毛は、ツイーザー（毛抜き）を使って一本一本丁寧に処理します。痛みを最小限に抑える技術や、皮膚への負担を考慮したスピーディーな施術がプロの腕の見せ所です。
3.眉メイク仕上げとホームケア指導：翌日から再現できるアドバイス
施術の最後には、整えた眉に合わせてメイクを施し、お客様に鏡で確認していただきます。しかし、サロンで綺麗なのは当たり前です。
重要なのは、お客様自身が翌日から自宅で同じ眉メイクを再現できるように、描き方のポイントや使用する道具をアドバイスすることです。
「眉頭は薄く、眉尻は濃く」といった具体的な指導や、ブラシの使い方をレクチャーすることで、お客様の信頼を獲得し、次回の指名に繋げることができます。
アイブロウリストになるには？絶対に知っておくべき資格の真実
「アイブロウリストになりたいけれど、無資格でもなれるの？」「メイクの民間資格があれば大丈夫？」といった疑問を持つ方は非常に多いです。
ここからは、アイブロウリストとして働くために必要な資格と条件について、法的な観点も含めて解説します。
1.【必須】美容師免許がないと施術は違法になる理由
2.未経験でも大丈夫？民間資格やスクールの必要性
3.手荒れや腰痛で美容師を辞めた人がアイブロウリストを選ぶ理由
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.【必須】美容師免許がないと施術は違法になる理由
結論から申し上げますと、日本国内でアイブロウリストとしてお客様に施術を行うには、国家資格である「美容師免許」が絶対に必要です。
これは、眉毛のカットやワックス脱毛といった行為が、美容師法における「美容」の定義（首から上の容姿を整えること）に該当するためです。
保健所への美容所登録がされていない店舗や、無免許での施術は違法となります。「メイク専門だから大丈夫」といった誤った情報に惑わされず、必ず美容師免許を取得、または保持している状態で求人を探す必要があります。
2.未経験でも大丈夫？民間資格やスクールの必要性
美容師免許さえあれば、アイブロウの実務経験がなくても就職することは十分に可能です。
多くのサロンでは未経験者向けの研修制度が整っており、入社後に技術を習得するケースが一般的だからです。
もちろん、民間のアイブロウ検定やスクールで基礎を学んでおけば就職活動で有利になることはありますが、必須ではありません。「キレイビズ」に掲載されている求人の多くも「未経験歓迎」「研修あり」となっており、やる気があれば一からプロを目指せる環境が整っています。
3.手荒れや腰痛で美容師を辞めた人がアイブロウリストを選ぶ理由
アイブロウリストは、美容師免許保持者の「セカンドキャリア」として非常に人気があります。
その最大の理由は、美容師特有の「手荒れ」や「重労働」から解放される点にあります。
シャンプーやカラー剤による手荒れに悩んで美容師を諦めた方でも、アイブロウリストなら水仕事をほとんど行わないため、肌トラブルの心配がありません。また、座って行う施術が中心であるため、腰への負担も軽く、長く働き続けられる環境として選ばれています。
美容師からの転身者が急増中！アイブロウリストの5つのメリット
なぜ今、多くの元美容師たちがアイブロウリストへと転身しているのでしょうか。その背景には、働きやすさと将来性に関わる明確なメリットが存在します。
1.手荒れの悩みから解放される：水を使わない施術スタイル
2.早期デビューが可能：ヘアに比べて習得期間が短い傾向
3.指名がつきやすい：リピート周期が短く定着率が高い
4.体力的な負担減：座り仕事中心で長く働きやすい環境
5.独立・開業のハードルが低い：省スペース・低資金でスタート可能
それぞれのメリットについて解説します。
1.手荒れの悩みから解放される：水を使わない施術スタイル
美容師を辞める理由の上位に常にランクインするのが「手荒れ」です。
アイブロウリストの業務では、シャンプーやパーマ液、カラー剤といった強い薬剤や水をほとんど使用しません。
使用するのは主にワックス剤やツイーザー、メイク道具です。そのため、重度の手荒れに悩まされてきた方でも、皮膚へのストレスなく美容の仕事を続けることができます。「美容の仕事は好きだけど、手が限界」という方にとって、これは最大の救いとなるメリットと言えるでしょう。
2.早期デビューが可能：ヘアに比べて習得期間が短い傾向
美容師（スタイリスト）としてデビューするには、一般的に3年程度のアシスタント期間が必要とされます。
一方、アイブロウリストは技術習得の範囲が「眉」に特化しているため、未経験からでも1ヶ月〜3ヶ月程度の研修でデビューすることが可能です。
短期間でプロとしてお客様に入客できるため、下積み期間の収入不安も少なく、仕事のやりがいを早期に感じることができます。早く第一線で活躍したい方には最適な環境です。
3.指名がつきやすい：リピート周期が短く定着率が高い
眉毛の周期は比較的短く、きれいな形を維持するために3週間〜1ヶ月に一度のメンテナンスが推奨されています。
来店サイクルが早いため、お客様との接触頻度が高くなり、信頼関係を築きやすいのが特徴です。
一度気に入っていただければ、毎月通ってくださるリピーターになりやすく、安定した指名売上を作ることが可能です。お客様の生活の一部として長く寄り添えることは、技術者として大きな喜びになります。
4.体力的な負担減：座り仕事中心で長く働きやすい環境
立ち仕事が基本の美容師と異なり、アイブロウリストは施術中、専用のチェアに座って作業を行うことがほとんどです。
一日中立ちっぱなしで足がむくんだり、無理な姿勢で腰を痛めたりするリスクが大幅に軽減されます。
体力に自信がない方や、年齢を重ねても無理なく現場で働き続けたい方にとって、身体への負担が少ないワークスタイルは非常に魅力的です。長くキャリアを形成していく上でも、健康的に働ける環境は重要な要素です。
5.独立・開業のハードルが低い：省スペース・低資金でスタート可能
将来的に自分のお店を持ちたいと考えている方にとっても、アイブロウリストは有利な職種です。
シャンプー台などの大型設備が不要なため、マンションの一室や小規模なテナントでも開業でき、初期費用を大幅に抑えることができます。
ベッド1台とワゴンがあれば施術が可能なので、固定費のリスクを低く抑えながら独立に挑戦できます。フリーランスとして面貸しサロンで働くという選択肢もあり、柔軟な働き方が実現しやすいのも大きなメリットです。
実際のところ稼げる？アイブロウリストの年収・給与事情
転職を考える上で最も気になるのが「お給料」のことではないでしょうか。ここでは、各種データに基づいたアイブロウリストのリアルな収入事情を解説します。
1.正社員の平均給与と歩合給の仕組み
2.パート・アルバイトの時給相場と働き方の柔軟性
3.フリーランス・業務委託で高収入を目指す場合の目安
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.正社員の平均給与と歩合給の仕組み
正社員として働くアイブロウリストの平均年収は、約300万円〜400万円程度が相場となっています。
月給換算では22万円〜26万円程度からのスタートが多く、ここに指名料や物販の歩合給（インセンティブ）が加算される仕組みが一般的です。
経験を積み、指名客が増えれば月給30万円以上、店長クラスになれば年収500万円以上も十分に目指せます。未経験スタートでも、研修期間終了後すぐに昇給するサロンも多く見られます。
2.パート・アルバイトの時給相場と働き方の柔軟性
パートやアルバイトの場合、時給は1,100円〜1,500円程度が相場ですが、土日祝日の出勤で時給アップなどの手当がつくこともあります。
結婚や出産を機にフルタイムからパート勤務へ切り替える方も多く、週3日・1日5時間〜といった柔軟なシフトで働けるのが魅力です。
技術職であるため、一般的なパート職に比べて時給が高めに設定されていることが多く、限られた時間でも効率よく稼ぐことが可能です。ママさんアイブロウリストも数多く活躍しています。
3.フリーランス・業務委託で高収入を目指す場合の目安
完全に実力主義で稼ぎたい方には、業務委託（フリーランス）という働き方があります。
売上の40%〜60%といった高い歩合率が設定されており、人気が出れば月収40万円〜60万円以上を稼ぐことも夢ではありません。
会社に雇用されない分、保険や税金の管理は自分で行う必要がありますが、働いた分だけダイレクトに収入に反映されるため、高収入プレイヤーの多くがこの形態を選んでいます。
失敗しないアイブロウリスト求人の探し方と3つのチェックポイント
いざ求人を探そうと思っても、たくさんのサロンがありすぎて迷ってしまうかもしれません。後悔しないサロン選びのために、必ずチェックすべき3つのポイントをご紹介します。
1.研修制度の充実度：未経験からのカリキュラムはあるか
2.集客力と新規入客数：デビュー直後から入客できる環境か
3.「キレイビズ」で美容業界特化の好条件求人を探すメリット
これらを押さえて、あなたにぴったりの職場を見つけましょう。
1.研修制度の充実度：未経験からのカリキュラムはあるか
未経験からスタートする場合、研修体制がしっかりしているかは死活問題です。
「営業時間内に研修ができるか」「モデル集めをサロンがサポートしてくれるか」「専任の講師がいるか」を必ず確認しましょう。
中には、営業時間外の自主練ばかりを強いられたり、マニュアルを渡されるだけで放置されたりするケースも稀にあります。面接時に、デビューまでの具体的なスケジュールや研修内容を質問することをおすすめします。
2.集客力と新規入客数：デビュー直後から入客できる環境か
歩合給で稼ぐためには、何よりも「お客様に入客すること」が必要です。
サロン自体に集客力がなく、新規のお客様が来ない店では、いくら技術があっても稼ぐことはできません。
ホットペッパービューティーなどの予約サイトでの口コミ数や、SNSのフォロワー数などをチェックし、繁盛しているサロンかどうかを見極めましょう。「入社したけど暇で掃除ばかり」という事態を避けるためにも、集客力は重要な指標です。
3.「キレイビズ」で美容業界特化の好条件求人を探すメリット
美容業界に特化した求人サイト「キレイビズ」では、アイブロウリストの求人を豊富に取り扱っています。
一般の求人サイトには載っていない「非公開求人」や、給与条件の良い「独占求人」が見つかるのが最大のメリットです。
また、業界に精通したコンサルタントが、サロンの雰囲気や実際の離職率など、求人票だけでは分からない内情を教えてくれることもあります。失敗しない転職活動のために、ぜひ活用してください。
アイブロウリストへの転職に関するよくある質問（FAQ）
最後に、アイブロウリストへの転職を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。
1.メイクが苦手でもアイブロウリストになれますか？
2.何歳まで現役で働けますか？年齢制限はありますか？
3.アイリスト（まつエク）との兼任は必須ですか？
不安を解消して、前向きにチャレンジしましょう。
1.メイクが苦手でもアイブロウリストになれますか？
結論から言うと、今は苦手でも全く問題ありません。
アイブロウの技術は「センス」ではなく、理論に基づいた「技術」だからです。
黄金比の測り方やラインの引き方には明確なルールがあり、研修でそれらを学べば誰でもきれいな眉を描けるようになります。むしろ、自己流のメイク癖がない未経験者の方が、素直に技術を吸収して上達が早いというケースも多くあります。
2.何歳まで現役で働けますか？年齢制限はありますか？
年齢制限は特になく、20代から40代・50代まで幅広い年代の方が活躍しています。
眉毛の悩みは全世代共通であり、むしろ年齢を重ねたお客様は、落ち着いた同年代のスタッフを好む傾向があります。
老眼などで細かい作業が辛くなる可能性はありますが、拡大鏡を使用するなどの工夫で長く現役を続けることが可能です。経験を積んで管理職や講師へとキャリアアップする道もあります。
3.アイリスト（まつエク）との兼任は必須ですか？
以前は兼任が主流でしたが、現在は「アイブロウ専門店」が増えており、眉毛一本で勝負することも十分に可能です。
ただし、まつげパーマやエクステの技術も持っていた方が、採用の幅が広がり、給与面でも優遇される傾向にあります。
まずはアイブロウ専任としてスタートし、余裕ができたらまつげ技術を習得するなど、自分のペースでスキルアップしていくのがおすすめです。どちらか一方だけでも求人は十分にあります。
まとめ：美容師免許は一生の武器。アイブロウリストとして新しいキャリアを築こう
ここまで、アイブロウリストの仕事内容や資格、メリットについて解説してきました。
アイブロウリストは、せっかく取得した美容師免許を活かしつつ、手荒れや体力面の不安を解消できる、まさに「現代の美容師」にとっての理想的な働き方の一つです。
【今回の重要ポイント】
* アイブロウリストには美容師免許が必須。
* 手荒れがなく、座って仕事ができるため長く続けやすい。
* 未経験でも早期デビューが可能で、指名もつきやすい。
* 正社員で月給25万円前後、フリーランスなら月収50万円以上も目指せる。
もしあなたが現状の働き方に悩んでいるなら、ぜひ一度「キレイビズ」でアイブロウリストの求人を検索してみてください。あなたの理想のライフスタイルを叶えるサロンが、きっと見つかるはずです。
