「美容師免許ってどうやってとるの？」
「働きながら美容師免許を取る方法はある？」
「大阪周辺の通信制美容学校を調べたい！」
このページをご覧の皆さんはそのようにお考えかもしれません。
美容師免許は養成学校を終了後、国家試験に合格することで取得できます。
働きながら美容師免許を取得するには通信制美容学校がおすすめです。
今回は美容師免許の取り方や美容専門学校の3つの課程を紹介し、中でも『通信制』のメリット・デメリット、通信制に向いている人の特徴、大阪周辺の通信制美容学校の探し方などについてまとめます。
美容師免許の取り方
美容師免許は国家資格です。
資格を取得するには、厚生労働大臣が指定する養成施設に2年以上通い、国家試験に合格しなければなりません。
美容師免許の受験資格を得るには昼間・夜間課程は2年以上、通信課程は3年以上の就業期間が必要と定められています。
国家試験はカッティングなどの実技試験と関係法令や衛生管理、香粧品の知識などの筆記試験があり、合格すると美容師の国家資格を得られます。資格取得後は、美容師の求人に応募することで美容師として就職することが可能です。
美容専門学校の3つの課程
昼間部（昼間課程）
一般の専門学校と同じく、週5日全日制の課程です。2年間で美容師国家試験に必要な授業時数を履修することができます。決められたカリキュラムに沿って授業が進められ、無理なく一定の知識や技能を取得可能です。実習などを受けやすいのが最大のメリットといえるでしょう。
夜間部（夜間課程）
夜間部でも2年間で美容師国家試験に必要な時間数を履修できます。
ただ、昼間部と比べ授業時数の確保が難しいため、カリキュラムによっては2年半程度かかることもあります。
夜間部は、昼間は働きながら美容学校に通いたい学生にとって魅力的な選択肢です。
学校によっては、昼間制よりも学費が安く設定されていますので、募集要項なので確認した方がよいでしょう。
通信部（通信課程）
通信部は3年間で美容師国家試験に必要な時間数を履修できます。
通信教育で授業を受けつつ、一定の決められた対面授業（スクーリング）を受けることで必要単位を履修します。
中間部や夜間部に比べると1年ほど修業年限が長くなります。
夜間部と同様、働きながら美容師の勉強ができます。
また、美容師養成学校が住んでいる場所から離れていても、美容師国家試験に必要な勉強ができます。
また、年に決められた日数のスクーリングを受けることができます。
学校のカリキュラムにもよりますが、スクーリングで技術面を鍛えることも可能です。
その際に、通信授業で分からないことなどについて質問することもできます。
各学校の資料を確認し、スクーリングの内容を事前にチェックしておきましょう。
通信制のメリット・デメリット
通信制のメリット
通信制のメリットは2つあります。
1つ目はスクーリングなどが少ないため、学習時間を自由に設定しやすいこと。
2つ目は費用を比較的安く抑えられることです。
学習時間を自由に設定できるのはとても大きなメリットです。
たとえば、昼間はアルバイトなどで生計を立てる一方、夜は勉強に充てるというようなことができます。
様々な理由があり、夜に勉強できなければ週末などにまとめて学習することもできます。
くわえて、通学のストレスから解放されるという利点もあるでしょう。
また、通信制であれば美容専門学校以外の別の学校の授業を受けるダブルスクールも可能となります。
この自由度の高さは通信制ならではのメリットといえるでしょう。
費用が比較的安いというのも通信制のメリットです。
大阪市にある大阪美容専門学校を例にとると、昼間制の学費が1,867,740円（教材費を除く）であるのに対し、通信制は678,000円です。
出典：https://www.daibi.ac.jp/advertise/（大阪美容専門学校）
通信制は昼間制のおよそ3分の1程度の学費で済むことがわかります。諸費用やスクーリングのための交通費等が上乗せされたとしても、昼間制より安い学費で済みます。
通信制のデメリット
通信制のデメリットは自由度が高すぎることです。
教材や大まかなスケジュールは送られてきますが、学校のように時間割までは組まれていません。
時間割は個々の生活リズムに合わせて自分で組まなければなりません。
受け身でよい昼間制に比べ、通信制では主体性がとても重要になります。
用意された課題をただこなすのではなく、それらを計画的に消化し、3年間という限られた期間で所定の学習内容を履修しなければなりません。
また、クラスメートや先生との交流が少ないというのも通信制のデメリットです。
部活動など一般的な学校行事を通信制で享受することは難しいかもしれません。
ただ、学校行事などはそれぞれの学校によって異なるので、学校資料などで通信制の内容をしっかり確認しましょう。
通信制に向いているのはどんな人？
・働きながら美容師免許を取得したい人
働きながら美容師免許を取得したいと考えている人にとって、通信制の美容専門学校は非常に魅力的です。
昼間は社会人として働きつつ、夜に美容師の勉強をする。
あるいは、平日は仕事に専念し、土日に美容師の勉強をするなど、自分の状況に応じて勉強時間を設定することができるからです。あ
まり学校に通うことなく必要な授業を受けられる通信制は、働きながら美容師資格を取りたい人にとってとてもメリットがある仕組みだといえます。
・自分で自分を管理し、自主的に行動できる人
通信制には固定の時間割がありません。
自分で自分の学習計画を自由に組むことができます。
しかし、その分、自分に厳しくなければいけません。
やるべきことを後回しにし、ダラダラしてしまうと、期日までに学習が終わらず、途中で挫折してしまいかねません。
通信課程で成功するには、自分の目標を必ず達成したいという強い気持ちで自主的に自分の行動を管理しなければならないのです。
通信制を導入している学校の探し方
通信制の課程がある専門学校をさがすには、専門学校の情報をまとめたポータルサイトを利用するのがおすすめです。今回は2つのサイトを紹介します。
ベスト進学ネット
ベスト進学ネットは、大学・短大・専門学校の情報検索や資料請求を一度に行えます。
トップページから専門学校を選択し、地図から関西地区を選択。そこから大阪府をクリックすると、大阪府にある専門学校を検索できます。
そこからさらに、詳細検索から「通信の課程あり」、「理美容・メイク・エステ系」を選ぶと、大阪府内で通信課程がある美容専門学校の一覧を見ることができます。各学校の特徴はもとより、資料請求も可能です。
URL：https://www.best-shingaku.net/
進学ナビ
進学ナビも進学情報のポータルサイトです。こちらはトップページにオープンキャンパス情報も掲載されていますので、そちらを参考にしてもよいでしょう。
検索の方法はベスト進学ネットとほぼ同じです。
「専門学校をさがす」を選択し、都道府県・仕事・特徴などを選択します。たとえば、大阪府・美容師・通信課程・働きながらでも学べる、と入力すると該当する学校が出てきます。
先ほどのベスト進学ネットよりオープンキャンパス情報を探しやすいので、学校の雰囲気を知りたい方はこちらが良いかもしれません。
URL：https://www.shingakunavi.ne.jp/
まとめ
今回は働きながらでも美容師の資格が取れる通信制度についてまとめました。
美容師の国家試験を受けるためには、養成学校を出なければなりません。
働きながら美容師資格を得たいなら、時間の融通が利く通信制美容学校がおすすめです。
自分でしっかりと計画を立て、自主的行動できる人なら、自由が利く通信制のほうが良いかもしれません。
Web上で確認できる専門学校情報のポータルサイトなどで授業内容を把握し、各学校から資料を取り寄せ、自分の希望や状況にあった通信制美容専門学校を探しましょう。
