アイリストの志望動機ガイド|採用率アップの書き方・例文・採用担当が見ているポイントを徹底解説

美容に携わる仕事は多岐にわたりますが、中でもアイリスト(アイデザイナー)は、お客様の「目元の美しさ」という、顔の印象を大きく左右する重要なパーツを専門とする仕事です。
近年、まつ毛エクステやまつ毛パーマの需要の高まりとともに、アイリストの人気も急上昇しており、多くのサロンが優秀な人材を求めています。

 

しかし、その人気ゆえに求人には多くの応募が集中し、競争率が高くなっているのも事実です。
特に、未経験から挑戦する場合や、人気サロンへの転職を目指す場合、他の応募者との差別化が不可欠となります。

 

そこで鍵となるのが、「志望動機」。
採用担当者に対して「なぜアイリストになりたいのか」「なぜ数あるサロンの中でこのサロンを選んだのか」「入社後にどのように貢献できるのか」といった仕事への本気度や価値観、将来性を伝えるための重要なポイントです。

 

本記事では、美容業界専門求人サイト「キレイビズ」が、採用される志望動機の書き方や例文(OK例・NG例)、面接での効果的な伝え方などをわかりやすく解説します。

 

「アイリストになりたいけど、志望動機が思いつかない…」
「美容師免許はあるけど、どう書けば好印象になるの?」
「未経験からでも採用される志望動機を知りたい!」

このようなお悩みがある方はぜひ最後までご覧ください。

採用担当者が見るアイリストの志望動機のポイント

どれだけ文章が上手でも、「サロンが求めている人物像」を満たしていなければ採用にはつながりません。
採用担当者がチェックしているのは、主に以下5つのポイントです。

 

1.アイリストになりたい理由

 

ただ「美容が好き」では志望動機として弱く、動機の明確さが求められます。

 

・アイリストという職業を目指した具体的なきっかけ
・なぜ他の美容職種ではなく「まつ毛」に興味を持ったのか
・アイリストという仕事で魅力に感じる点

 

などが具体的で熱意を伝えられると、説得力が大幅にアップします。

 

2.そのサロンを選んだ理由

 

「なぜうちを選んで応募してくれたのだろう?」
これが、採用側が最も見たいポイントです。

 

「どこのサロンでもいいんじゃない?」と思われると不採用になりやすいので、

 

・サロンの理念

・メニューの特徴

・教育体制

・Instagram等で見た雰囲気

 

など、「なぜ他社ではないのか」が伝わる内容を志望動機に取り入れるのがコツです。

 

また、アイラッシュサロンはトレンド系、ナチュラル系、量産・地雷系など、サロンごとに雰囲気、そして顧客のターゲットが異なります。
志望動機では「なぜ自分がそのサロンと相性が良いのか」まで書けると通過率が上がるでしょう。

 

3.接客への意識(コミュニケーション力)

 

アイリストは技術職でありながら、接客力が売上に直結する仕事です。

 

志望動機内でコミュニケーション力をアピールするなら、「人と話すのが好き」ではなく、

 

・お客様の悩みを聞ける
・提案ができる
・丁寧な接客を大切にしている

 

などを具体的なエピソードと共に書けると高評価です。

 

関連記事:アイリストに向いている人ってどんな人?成功するための秘訣も解説!

 

4.将来のビジョンや意欲

 

採用担当者が最も気にしているのが、離職リスクや定着見込みです。
未経験OKのサロンも少なくありませんが、その中でも「伸びしろのある人」「長く働いてくれる人」を採用する傾向があります。

 

・将来もアイリストとして働きたい

・スキルアップの意欲がある
・トレンド技術にも興味がある

・サロンの教育方針に合っている

・3年後、5年後の目標

などを伝え、意欲と安心感を示しましょう。

 

学生時代や前職の経験で培ったスキル、アイリストとして活かせる強みも合わせて伝えると、未経験でも適性やポテンシャル(成長の可能性)を感じてもらいやすいです。

 

5.美容師免許や資格の有無

 

アイリストは美容師免許が必須なので、未取得の場合は取得予定を書きましょう。

 

そのほか必須の資格はありませんが、JLAの「アイデザイナー技能検定試験」やWEAの「アイスタイリスト技能検定試験」など、アイラッシュに関する資格があると有利です。

 

関連記事:マツエク(まつ毛エクステ)には国家資格が必須!取得にかかる費用・時間、働き方などを解説

 

採用率が上がる!志望動機を書く前にやるべき準備

志望動機は「自分の気持ちを書くだけ」の欄ではありません。

事前準備をしっかりしておけば、仕上がりの質が圧倒的に変わります。

 

サロンリサーチ

 

最低限リサーチすべき項目は以下のとおりです。

 

・企業の理念・方針
・価格帯(単価)
・メニュー
・コンセプト・ターゲット層
・教育制度・研修期間
・営業時間・残業の有無
・スタッフの雰囲気

 

志望動機や面接で「このサロンだから働きたい」を伝える際に必要です。

 

自分の強みの棚卸し

 

採用担当者は「何ができるか(スキル)」だけでなく、「何を大事にして働く人なのか」「どんな人柄なのか」も見ています。

 

下記のような強みを整理すると書きやすくなります。

 

・丁寧な接客が褒められる
・コツコツ練習できる
・手先が器用
・カウンセリングが得意
・美容トレンドに敏感
・責任感がある

 

志望動機の構成要素の整理

 

採用担当者に「採用したい」と思わせる志望動機には、以下の4つの要素が論理的かつ一貫性をもって入っています。
この構成を意識することで、あなたの熱意と論理性が明確に伝わるでしょう。

 

  1. 結論(アイリストを目指す理由)
    志望動機は、まず結論から述べることが鉄則です。
    あなたがアイリストになりたいと思った原体験や強い想いを簡潔に伝えましょう。

例:「私がアイリストを志望する理由は、目元の美しさがお客様の自信と笑顔に直結する瞬間に立ち会いたいからです。」

 

  1. 根拠(具体的なエピソード)
    結論に至った背景や、あなたの熱意を裏付ける具体的なエピソードを添えます。
    未経験者であれば、アイリストになるために努力したこと(スクールでの学び、自主練習など)、転職者であれば、前職で培ったスキルや経験をアイリストの仕事にどう活かせるかを具体的に説明します。

例:「以前、私自身がまつ毛エクステで目元の印象が変わり、自信を持てた経験があります。この感動をより多くの方に届けたいと考え、〇〇スクールで技術と理論を徹底的に学びました。」

 

  1. 展開(このサロンを選んだ理由)
    ここが最も重要な差別化ポイントです。
    応募先のサロンの強みや特徴(技術力、接客、使用商材、教育体制、企業理念など)を具体的に挙げ、それがあなたの目標や価値観とどのように結びついているかを説明します。

例:「貴社が特に力を入れている『お客様一人ひとりの骨格やライフスタイルに合わせたオーダーメイドのカウンセリング』という理念に強く共感いたしました。これは、私が目指す『お客様の潜在的な魅力を最大限に引き出す』というアイリスト像と完全に一致しています。」

 

  1. 貢献(入社後の目標・貢献)
    入社後にあなたがどのように成長し、サロンに貢献したいかを具体的に伝えます。
    単なる「頑張ります」ではなく、具体的な行動や目標を示すことで、採用担当者はあなたが働く姿をイメージしやすくなります。

例:「入社後は、まず貴社の高い技術を早期に習得し、半年後には指名売上トップ5に入ることを目標としています。将来的には、前職で培ったチームマネジメントの経験を活かし、新人教育にも貢献したいと考えております。」

 

経験・目的別アイリストの志望動機の例文

あなたの現在の状況に合わせて、志望動機をどのように組み立てるべきか、具体的な例文を見ていきましょう。

 

未経験・新卒就職の場合

 

私が貴社でアイリストとして働きたいと強く志望する理由は、「目元の美しさで人の人生を豊かにする」という貴社のミッションに深く共感したからです。

 

学生時代、私は接客業のアルバイトを通じて、お客様の小さな変化に気づき、それに応えることで大きな喜びを感じることにやりがいを見出しました。
特に、目元は人の印象を決定づける重要なパーツであり、その変化がお客様の自信や行動力に直結することを実感し、アイリストという専門職に魅力を感じるようになりました。

 

貴社は、未経験者に対する〇〇(具体的な研修制度名や教育方針)という徹底した教育体制を整えていらっしゃると伺っております。
これは、技術だけでなく、お客様へのホスピタリティ精神も重視する貴社の姿勢の表れだと感じています。
私はこの環境で、一から本物の技術と接客を学びたいと考えております。

 

入社後は、持ち前の傾聴力を活かした丁寧なカウンセリングを徹底し、お客様に心から満足していただける施術を提供することで、貴社のリピート率向上に貢献したいと考えております。
将来的には、貴社の理念を体現するトップアイリストとして、多くのお客様に愛される存在になることを目指します。

 

経験者・キャリアアップ転職の場合

 

アイリストとして5年間前職のサロンで勤務し、指名リピート率80%を達成するなど、技術と接客スキルを磨いてまいりました。
お客様の目元の悩みを解決し、自信を持っていただくことに大きなやりがいを感じています。

 

この度、貴社を志望したのは、「アイリストの地位向上と専門性の追求」という貴社の経営理念に強く共感したからです。
特に、貴社が導入されている〇〇(具体的な最新技術や高単価メニュー)は、私がこれまで培ってきた技術をさらに高め、より幅広いお客様のニーズに応えるために不可欠だと感じています。

 

前職では、技術指導や新人育成にも携わってまいりました。
貴社に入社後は、即戦力としてお客様への貢献はもちろんのこと、これまでの経験を活かし、貴社の技術力の標準化や後進の育成にも積極的に貢献したいと考えております。
将来的には、店長職やエリアマネージャーといったマネジメントにも挑戦し、貴社の事業拡大の一翼を担いたいと考えております。

 

美容師から転職する場合

 

私はこれまで美容師として7年間、お客様のヘアデザインを通じて美を提供してまいりました。
しかし、お客様の「目元の印象を変えたい」という潜在的なニーズに、ヘアデザインだけでは応えきれない場面に直面することが増え、目元に特化した専門技術であるアイリストへの転身を決意いたしました。

 

貴社を志望したのは、〇〇(具体的な技術や商材、例えば「ボリュームラッシュの技術力」や「オーガニック商材へのこだわり」など)において、業界トップクラスの実績と評価を得ていらっしゃる点に、強く魅力を感じたからです。
美容師として培った色彩感覚やトータルバランスを考慮する視点は、アイデザインにおいても必ず活かせると確信しております。

 

貴社に入社後は、美容師時代に培った幅広い美容知識と高い接客スキルを活かし、お客様のトータルビューティーを提案できるアイリストとして、早期に貴社の戦力となりたいと考えております。
特に、新規のお客様に対するカウンセリングでは、これまでの経験を活かし、お客様の不安を解消し、信頼関係を築くことに貢献いたします。
将来的には技術指導者として、貴社の技術力の維持・向上にも貢献できる人材を目指します。

 

異業種から転職する場合

 

前職では、法人営業として5年間、お客様の潜在的なニーズを引き出し、最適なソリューションを提案する業務に携わってまいりました。
この経験を通じて培った高いヒアリング能力と提案力こそが、貴社でアイリストとして働く上で最大の強みになると確信しております。

 

異業種からの転職を決意したのは、営業として「モノ」を売るのではなく、よりお客様の人生に寄り添い、直接的な喜びを提供できる仕事に就きたいという想いが強くなったからです。
その中で、目元の美しさがもたらす変化の大きさに魅了され、アイリストを志しました。

 

貴社が「お客様のライフスタイルに合わせたデザイン提案」をモットーとされている点に、特に強く惹かれました。
これは、私が営業時代に大切にしてきた「お客様の真の課題解決」という姿勢と共通しています。

 

入社後は、営業で培った論理的な思考力とコミュニケーション能力を活かし、お客様の「なりたいイメージ」だけでなく、「なぜそうなりたいのか」という背景まで深く掘り下げたカウンセリングを行います。
そして、技術者としてはもちろん、お客様の「美容のパートナー」として信頼を築き、貴社の顧客満足度向上に貢献したいと考えております。

 

アイリストのNGな志望動機と改善策

採用担当者の印象を悪くし、不採用に繋がりやすいNGな志望動機には、いくつかの共通点があります。
逆に言うと、ここを避けるだけで通過率は確実に上がるでしょう。

 

抽象的で誰にでも当てはまる

 

例:
「美容が好きだからです」
「人をキレイにする仕事がしたいです」

 

ほぼ全員が書く内容だと差別化できず、熱意も伝わりません。
採用担当者は抽象的で誰にでも言える内容ではなく、「あなたである理由」を知りたいのです。

 

・なぜアイリストなのか?

・なぜそのサロンなのか?

 

を掘り下げ、具体的な理由とエピソードを添えて書きましょう。

 

企業・サロン研究が不足している

 

例:

「御社の雰囲気が良いと思ったからです」
「通いやすい場所にあるからです」

 

これだと、「どのサロンでもいいのでは?」と思われてしまいます。
応募先サロンの情報を調べていないことが露呈し、「企業への関心が薄い」「熱意がない」と判断され、入社後のミスマッチの可能性を懸念されるでしょう。

 

サロンのWEBサイト、SNS、求人情報などを徹底的に調べ、具体的な理念や特徴に言及することが大切です。

 

待遇面を強調している

 

例:
「完全週休2日だからです」
「給与が高いからです」
「家から近いからです」

 

このように、給料・休み・働きやすさなどをメイン理由に書くのは危険です。
応募者にとってはもちろん働き方は重要ですが、仕事への意欲や貢献意欲よりも、自分の都合を優先していると見なされてしまいます。

 

待遇面はあくまで補足とし、仕事内容や理念への共感をメインに据えましょう。

 

受け身の姿勢が強い

 

例:
「技術を教えてほしいからです」
「研修制度が魅力的です」

 

特に、未経験者に多いNG例がこれです。

 

企業が求めているのは、教育コストをかけてでも採用したい「意欲」と「成長性」。

ただ「学びたい」だけでなく、企業目線に立って「学んだことを活かして貢献したい」という能動的な姿勢を示しましょう。

 

自信過剰なアピールをしてしまう

 

例:
「すぐに売上を上げられる自信があります」
「技術には自信があります。即戦力になります」

 

スキルは大切ですが、自信過剰な志望動機は高圧的に見えてしまう恐れがあります。
サロンという組織の中で働く以上、協調性や柔軟性・向上心などのマインド面・人柄の部分も重視されます。

 

未経験者は、

・素直さ
・学ぶ姿勢
・コツコツ努力する継続力

 

経験者は、
・お客様満足度を高める姿勢
・チームで働くスタンス
・新しい技術を学ぶ意欲

 

などを書くことで好印象になります。

 

アイリストの志望動機に関するQ&A

最後に、アイリストの志望動機に関するよくある質問とその回答をまとめました。

 

未経験でも採用されますか?

 

未経験歓迎サロンは多いです。

アイラッシュ技術はサロンごとに違うため、独自の研修制度を持つサロンが増えています。
また、外部の研修費を補助するなどの福利厚生を用意しているサロンもあります。

 

志望動機と自己PRの違いは何ですか?

 

志望動機は「なぜこの会社(サロン)で働きたいのか」という企業への入社意欲や企業とのマッチング度を伝えるものです。
一方、自己PRは「自分にはどのようなスキルや強みがあり、入社後にどのように貢献できるのか」という、自分の能力や魅力を伝えるものです。

 

志望動機は企業目線、自己PRは自分目線で考えることが多いですが、両者は密接に関連しています。
自己PRでアピールした強みを、志望動機の中で「このサロンで活かしたい」と繋げると、より説得力が増します。

 

書類選考で落ちてしまう原因は?

 

以下のように、志望動機が薄い・雑なケースがほとんどです。

 

・サロン名を入れず使い回し感がある
・サロン研究をしていない
・提案力・接客力の強みが書けていない
・文量が短い

 

この記事で紹介したポイントを押さえれば、通過率は上がります。

 

志望動機はどのくらいの文字量がベスト?

 

履歴書の志望動機欄の大きさにもよりますが、一般的には200〜400文字程度が目安とされています。

短すぎると気持ちが伝わりませんが、逆に長すぎても「読み手のことを考慮できていない」「論理的でない」と判断されるため逆効果です。

 

この文字数で、「アイリストを目指す理由」「このサロンを選んだ理由」「入社後の目標」などの要素を過不足なく盛り込む必要があります。

 

手書きの場合は、丁寧に、読みやすい文字で書くことも重要です。
詳細なエピソードは面接で話すために取っておき、履歴書では要点を絞って簡潔にまとめましょう。

 

面接で志望動機を話す際、注意すべき点はありますか?

 

面接で志望動機を話す際の最大の注意点は、「結論から先に話す」ことです。
PREP法を活用し、最も伝えたい要点を最初に述べ、その後に理由や具体例を続けます。

 

また、履歴書に書いた内容を丸暗記して読み上げるのではなく、実体験に基づいて、自分の言葉で熱意をもって話すことが重要です。
面接官の目を見てハキハキと、そして笑顔で話すことで、あなたのコミュニケーション能力や人柄がより魅力的に伝わります。

 

面接で志望動機を深掘りされるケースが多いですが、採用担当者は「本音を聞きたいだけ」なので怖がらなくてOK。
たとえ答えに詰まっても「少し考えさせてください」と言えば問題ありません。

 

まとめ

アイリストの志望動機で最も大切なのは、文章の上手さではありません。

採用担当者の心を動かす志望動機とは、「あなたの熱意」と「サロンへの深い理解」、そして「入社後の具体的な貢献イメージ」が三位一体となったものです。
抽象的な言葉ではなく、あなた自身の経験や、応募先サロンの具体的な特徴を結びつけた、あなただけのストーリーを語ることが重要です。
ここが言語化できていれば、未経験でも十分採用される可能性があるでしょう。

 

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