最近バーバースタイルが流行しており、理容室(バーバー)に通う男性が増加しています。
おしゃれな理容室が続々とオープンし、「理容師」の求人数も増えています。
その一方、「理容師」という職業が再び注目を集めている中、求人数に対して理容師数がまったく足りていないのが現状です。
そんな状況だからこそ、理容師の皆さんには自分に合ったお店を選んで働いてほしいと思います。
今回は、理容師の求人に関する情報をまとめました。
この記事を参考にして自分に最適なお店を探していただきたいです。
1.理容師の仕事
はじめに、理容師の仕事について簡単に紹介します。
ここでは「美容師」との違いを中心に解説していきます。
・美容師法と理容師法
まず、美容師と理容師は持っている免許が違います。
美容師と理容師には、それぞれの役割・仕事内容が定められている「美容師法」と「理容師法」という法律が存在します。
美容師の仕事は「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること(美容師法)」と定められており、理容師の仕事は「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること(理容師法)」と定められています。
「容姿を美しくする」美容師に対し、「容姿を整えること」が理容師の仕事です。
・技術的な違い
理容師が美容師と大きく違うところは、「カミソリを使える」ということでしょう。
男性の髭剃りや女性の顔剃りができるのは、理容師免許を持っている人のみです。
理容師はミリ単位までこだわった刈り込みや刈り上げができるため、短髪のヘアースタイルに特化していることが強みといえます。
逆に理容師は、女性客に対してパーマを行うことができません。
2.理容業界の現状
理容室というと昔は「床屋」のイメージでした。しかし、最近は、床屋とはまったく違うコンセプトの「バーバー」が注目を集めています。
美容室のようにオシャレな雰囲気の「新しいスタイルの理容室」が多くの男性に支持されています。ツーブロックや刈り上げなどを用いたクラシカルなヘアースタイルが流行していることも重なり、バーバー(理容室)の人気が高まっているのです。
このバーバースタイルの流行により増加傾向にあると言われている理容師ですが、まだまだ求人数に対する理容師数が足りていません。
以下のデータを見ていただければ分かるように、理容師を求めている店舗は多く存在しています。
- 2017年3月の国家試験、受験者は1261名(合格者数:947名)
- 全国の理容店数:約12万店舗
また、「美容師」から「理容師」へと転職する人も徐々に増えてきています。理由は、仕事の範囲が理容師の方が美容師に比べると広いことがあり、長期的に働けるという理由からです。
中には、理容、美容どちらの技術も提供する「ユニセックス」と呼ばれるサロンもあります。
3.理容師の求人条件
長い間「労働環境の整備」が課題にあげられている理美容業界ですが、最近では社会保険の加入店舗も増加しており、労働条件が整った店舗が増えている印象を受けます。
そんな中、美容師に比べると圧倒的に人数が少ない「理容師の求人条件」はどうなのでしょうか?
ここでは「理容師の求人条件」を紹介していきます。
理容室には大きくわけると2つのタイプがあります。
- カット料金を1000円〜2000円に設定しているリーズナブルなサロン
- カット料金を4000円前後に設定している流行のスタイルを提供するオシャレなサロン
それぞれのサロンで条件も異なってきます。
リーズナブルなサロンの求人条件
本人の持っている技術によって給料は左右されます。
- カットなど全てこなせる技術者|30万円~35万円
- シャンプー、毛染め、顔そりなどカット以外をする人材|24万円~30万円
- これから技術を身につけていく見習い|17万円~20万円
1人あたりの単価は低いため、人数をこなすことが求められます。
カウンセリングにもあまり時間をかけず、お店によってはカットと顔そりをおこなう人を完全にわけているサロンもあります。
速さと安さを強みとしたサロンです。
流行りのスタイル提供するサロンの求人条件
- 一人でカットからスタイルの提案までできる技術者|20万円~24万円
- ヘルプやサポートがあれば技術はできる人材|18万円~20万円
- これから技術を身につけていく見習い|16万円~18万円
カウンセリングは技術者のやり方により様々です。
流行りのスタイルや他のサロンとは違う自分らしいスタイルを期待するお客さんが多く、個性的なサロンも多いです。
アシスタントからスタイリストへ昇給するにつれて基本給や歩合の金額は変わってきます。
歩合のつき方
歩合給を設けているサロンも多く、
- 店舗売上の歩合
- 個人売上の歩合
- 指名売上の歩合
などによって歩合は決まります。
リーズナブルな価格を設定しているサロンでは店舗売上に応じて歩合が付くことがほとんどです
一方、最近増えている流行のスタイルを提供するスタイルのサロンでは個人の指名売上に応じて歩合がつきます。自分のファンを増やし売上を上げ、大きな稼ぎを出している理容師も多いです。
サロンを選ぶ際は「歩合給」についてもチェックすべきポイントの1つとなります。
4.理容師の求人情報が見つかるサイト
全国に12万店舗以上ある理容室ですが、それぞれの店舗に特徴やコンセプトがあり、その中で自分にとって最適なお店を見つけることが大切です。
自分の希望に沿った理容室の求人情報を見つけるには、求人サイトで探すのが一番の近道です。
ここでは、理容師の求人情報がまとまっている求人サイトとその特徴を紹介します。
・キレイビズ
当サイトを運営する「スタッフエージェント」が運営する理美容業界専門の求人サイトで、求人数は関西でNo.1。
採用決定まで、各サロン情報に精通したアドバイザーが徹底的にサポートすることが最大の魅力です。
求人条件だけでなく、お店の雰囲気やオーナーの人柄まで熟知したアドバイザーが、最適なサロンが見つけられるお手伝いをしています。
・indeed
Indeedは、求人情報専門の検索エンジンです。
求人サイトやメディア情報、企業の採用Webページなど、数千のWebサイトを巡回して求人情報を収集している検索サイト。
理容師の求人情報も多数掲載されています。
5.まとめ
いかがでしょうか。
まとめると
- 理容師になるためには「理容師免許」が必要。
- 理容師免許は美容師よりも対応できる幅が広い。
- 最近は「バーバー」が流行っており、おしゃれなサロンも増えてきている。
- サロン数に対して理容師の数は足りていない。
といったところが理容師業界の現状です。
おしゃれなサロンも増えてきており、これからさらに変化していく業界ではないかと感じています。
「自分にあった条件で働ける理容師の求人情報を探している」というかたは、一度、プロに相談してみることをオススメします。
美容専門の求人サイトキレイビズでも多数の求人情報を掲載しており、気軽なご相談から受け付けていますので、求人情報を探しているというかたはお気軽にご連絡いただければと思います。