働く人の幸せがこの会社の全て｜理美容師の物心両面の豊かさを追求し続ける「そわか」の魅力

全国に200店舗を超える出店を行い、業界最高水準の教育環境を整え、急成長を続けるリビアスグループ。
そのリビアスグループのFC店として、全国に34店舗を展開しているのが「株式会社そわか」です。

「理美容師の物心両面での豊かさを追求するとともに、人類社会に貢献する」という経営理念を掲げ、理想ではなく現実に実現するために、教育制度の充実や報酬面などの待遇向上に力を入れられています。

大手企業のFCという安定感と独自の教育制度による教育環境の向上に力を入れる、”そわか”の大西社長に取材を行いました。

理美容師の物心両面の豊かさと幸福を追求し続ける

–本日は、よろしくお願いします。”そわか”グループが大切にしている価値観や考え方を伺っていきたいと思います。

大西：よろしくお願いします。

–そわかグループの方針や強みについて教えてください。

大西：基本的な方針はFC本部であるリビアスグループの方針に準じています。
何よりも大切にしていることは、「パートナーへの教育」です。
パートナーが将来、一生かけて幸せな人生を送れるように、社員教育を第一に考えています。

そわかグループでは、
「全パートナーの物心両面での幸福を追求すると同時に、人類社会の進歩発展に貢献する」
ということを経営理念に掲げています。
ただ、掲げるだけでは全く意味がないので、経営理念を実現するためにどのような行動をとっていくかが重要です。
全員が一丸となって同じ方向を向いて進めるかどうか。
重要となってくるのは価値観の共有です。

・そわかグループが目指すのは、こういう会社だよ。
・このような仕事の仕方をしていこう。
といったことを話すために、月に１度は必ず全店舗に訪問し、パートナーの一人一人と顔を合わせる勉強会を開催するようにしています。

–全店舗に訪問されているのですか？

大西：はい。上は秋田県、宮城県、福島県など東北地方。関東地方には、千葉県に４店舗、東京都内に４店舗、あとは関西にある店舗で全国34あるお店を月に1度訪問しています。
勉強会は、夜、仕事が終わってから開催しています。
参加自体は自由なので、用事がある人や参加できない人の強制はしていません。

–勉強会はどのような内容ですか？

大西：京セラ会長の稲盛和夫さんの著書「京セラフィロソフィ」という書籍から学んだことを中心にお話しています。
私自身が稲盛さんから勉強させていただいていることもあり、素晴らしい書籍だと思っていますので、「京セラフィロソフィ」を噛み砕いてパートナーにお伝えしています。
「経営理念」と「京セラフィロソフィ」の２つの軸が教育の中心です。

–教育の方針について教えていただけますか？

大西：経営理念に「物心両面の豊かさ」としています。
この「心」の部分の教育が主です。
会社の価値観や考え方、歴史、ビジョン、数字など、あらゆることを知ってもらい、まずは”そわかグループ”が求める人物像について知ってもらうようにしています。

–スタッフの条件や待遇も良くなっているでしょうか？

大西：給料や待遇は物心両面の「物」の部分ですね。
やはり、パートナーさんのモチベーションに繋がるのは「お給料」や「待遇」だと思うんです。
ですので、できる限り改善していくことを経営する上で意識しないといけないと考えています。

経営理念は、掲げただけでは意味がない。実行移してこそ価値がある。

–経営理念をかなり大切にされている印象です。

大西：どれだけ立派な経営理念を掲げても実現できなければ口だけになってしまいます。
「この社長、口だけ」とならないためにも、何よりも経営理念を大事にしないとダメだと思うんですよね。
パートナーが物心両面で幸せになり、雇用を増やし、きっちり利益をだし、税金を納めて、社会に貢献する。
そのために仕事をしようとパートナーの皆さんには話しています。

–未経験者の採用も多いのでしょうか？

大西：経験者の採用が珍しいぐらいですよ。
うちの強みは、未経験者でもきちんと教育できる場を持っていることです。

本部の開催している勉強会もそうですし、月に1度の勉強会もです。
店長クラスになると資産表に基づいてかなり細かな実行計画をつくります。

数字に強く、希少価値の高い人財を育てる

–そわかグループの強みについて教えてください。

大西：そわかグループのパートナーが他社さんと違うところは「圧倒的に数字に強い」という事です。
これは、自信があります。
毎年、6月に1年間の計画を資産表に基づいてつくるのですが、計画の作成は店長や幹部に任せており、私は決裁するだけです。
その計画も、1年に2回、半年ごとに実行計画をつくる時に見直していきます。
目標を達成するための計画を立て、そのためにはどんな行動を起こせば良いのか？を具体的な行動計画まで落とし込んでいきます。

資産表の読み方や計画の立て方は、0からお伝えしていくので、何度か経験すると決算書や資産表も確実の読めるようになってきます。
いち美容師やアイリストで資産表や決算書の項目を理解できて、数字が読める人ってそう多くはないと思うんです。
それだけで希少価値の高い人材になれますし、独立するときや、転職するときも間違いなく生きるスキルになりますよね。

幹部になると、私と一緒に税理士さんから話を聞き、会社の状況と項目についての説明を受ける機会を作っています。
私の給料や接待費、旅費交通費など会社の経理状況は全部オープンにしているので、会社の状況を包み隠さずに見てもらうことができます。

–数字を公開しているのはどのような理由からですか？

大西：10年後、20年後でも重宝される希少価値の高い人材を育てていかないと理美容業界は良くならないと思うんですよ。
この業界は、どうしても転職が多い業種で、技術があればある程度仕事はできてしまいます。
一般の会社だとある程度長く勤め、色んな仕事を経験していくことで人格が磨かれますが、嫌なことがあったらすぐ辞める、すぐ転職するという文化ができてしまっているので、どうしても人間的に「わがまま」になりがちなんですよね。
そこを回避するためにも、きちんと数字を見れるようなって、今の会社の状況を把握し、自分が思ってる程、経費がかかっていることや、投資が必要なことを把握してもらうために公開しています。

きちんと状況を理解すれば、言っていることがわがままだったなと気がつけるんです。
数字や現状を知らないだけ。知れば理解できます。
それを理解してもらうためにも数字を公開するようにしています。