海外で働きたい美容師向け完全ガイド!日本との違いや必要な準備、国別の情報を徹底解説

「いつか海外で自分の腕を試してみたい」

「世界で通用するスキルを身につけたい」

「日本とは違う環境で、新しい働き方やライフスタイルを実現したい」

 

美容師としてキャリアを重ねる中で、一度はそんな想いを抱いたことがある方も多いのではないでしょうか。

グローバル化が進む今、海外のサロンで活躍する日本人美容師は決して珍しい存在ではなくなりました。

 

しかし、憧れはあっても、

「具体的に何から始めればいいの?」

「ビザや資格、言葉の壁はどう乗り越える?」

「どの国が自分に合っているんだろう?」

といったたくさんの「?」が立ちはだかり、なかなか一歩を踏み出せないのが現実かもしれません。

 

本記事では、海外で美容師として働くことのメリット・デメリットから、人気の国別情報、乗り越えるべき課題まで、具体的かつ網羅的に解説していきます。

読み終える頃には、漠然とした憧れが「具体的な目標」に変わり、次にとるべきアクションが見えるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

 

海外サロンと日本サロンでの働き方を比較

海外で働くことを考えたとき、技術や言葉の壁以上に戸惑うのが「働き方」そのものの違いかもしれません。

 

これらの違いは、どちらが良い悪いというものではありません。

日本の丁寧なサービスや育成システム、海外の実力主義やワークライフバランス、それぞれの良さを理解し、自分はどちらの環境で輝きたいのかを考えてみましょう。

 

雇用形態と給与システム

 

日本の多くのサロンでは正社員として雇用され、固定給+歩合給という月給制が主流です。

社会保険や福利厚生が整っており、安定した収入が見込めるのが特徴です。

 

一方、欧米では、スタイリストが個人事業主としてサロンと契約する「業務委託」が一般的。

場所代(チェアレンタル料)を払うか、売上に対して高い歩合率(40%~60%)で報酬を得るコミッション制が多く見られます。

完全実力主義で、自分の頑張りが直接収入に反映されます。

さらに、売上とは別に受け取るチップが収入の大きな柱となります。

 

勤務時間と休日

 

日本のサロンは営業時間が長く、閉店後にはミーティングや後輩の指導、自主練習などで拘束時間が長くなる傾向があります。

休日は週1〜2日が一般的で、数週間にわたる長期休暇は取りにくいのが現状です。

 

海外では予約がなければ早めに帰宅することも珍しくなく、「残業」という概念自体が薄い傾向にあります。

閉店後の練習は個人の自由。

週休2日はもちろん、夏には数週間のバケーション(長期休暇)を取って旅行に出かけるなど、プライベートを非常に大切にする文化が根付いています。

 

アシスタント制度とキャリアパス

 

日本のサロンにはシャンプーから始まり、カラー、パーマ、カットと段階的に技術を習得していく「アシスタント」期間が数年間あります。

先輩が後輩を育てる徒弟制度のような文化があり、総合的なスキルを持つスタイリストを目指します。

 

海外の場合、アシスタントは「シャンプー専門」「カラーリストのアシスタント」など、役割が細かく分業化されていることが多いです。

技術は美容学校で習得済みが前提で、即戦力として採用されます。

日本のような手厚い育成システムは少なく、自ら学ぶ姿勢がより一層求められます。

 

お客様との関係性や予約方法

 

日本ではサロンの代表電話や予約サイトを通じて予約を受け、サロン全体でお客様をおもてなしするスタイルが基本です。

丁寧なカウンセリングや細やかな気配りなど、質の高いサービスが特徴です。

 

海外ではスタイリスト個人がSNSや自身のウェブサイトで予約を管理し、お客様と直接やり取りすることも少なくありません。

関係性もよりパーソナルでフレンドリー。

「担当スタイリストに会いに来る」という感覚が強く、ビジネスライクな側面もあります。

 

美容師が海外で働くメリット・魅力

海外で働くことは、単に「場所を変える」以上の価値をもたらします。

日本のサロンで働くだけでは決して得られない経験と成長、多様な人々との出会いが待っているでしょう。

世界レベルの技術を身につけ、グローバルな視野を手に入れることができれば、美容師として間違いなく大きく飛躍していけるはずです。

 

世界基準の技術力が身につく

 

日本人が得意とする繊細で丁寧な技術は、世界でも高く評価されていますが、海外に出れば、日本にいるだけでは出会えない多様な髪質や骨格、文化背景や好みを持つお客様と向き合うことになります。

 

ブロンド、カーリーヘア、ドレッドロックスなど、様々な髪質に対応する知識と技術は、あなたのスキルを飛躍的に向上させ、どんなお客様にも対応できる「世界基準の美容師」へと成長させてくれます。

 

収入がアップする可能性がある

 

国や働き方にもよりますが、海外では日本よりも高い収入を得られる可能性があります。

その大きな理由の一つが「チップ文化」。

欧米諸国では、技術やサービスに対する感謝の気持ちとして、施術料金の15~20%程度をチップとして支払うのが一般的です。

 

あなたの技術とホスピタリティが直接収入に反映されるため、大きなやりがいとモチベーションに繋がります。

また、実力主義のサロンでは、高い歩合率が設定されていることも少なくありません。

 

プライベートを大切にした働き方ができる

 

海外の多くの国では、日本のような長時間労働や営業後のレッスンが毎日あるという文化はあまり見られません。

予約がなければ早めに仕事を終えたり、週休2日や長期休暇が当たり前に取れたりすることも多く、仕事とプライベートのメリハリをつけた生活が実現しやすい環境です。

 

美容師という仕事を長く、健康的に続けるための新しい働き方を見つけられるかもしれません。

 

語学力とグローバルな人脈が身につく

 

海外で生活し、働くことで語学力は格段に向上します。

お客様とのコミュニケーションはもちろん、現地のスタッフとの交流を通じて、生きた言語と異文化理解を深めることができます。

そうして築かれたグローバルな人脈は、美容師としてだけでなく、一人の人間としての視野を広げ、一生の財産となるでしょう。

 

唯一無二のキャリアパスを歩める

 

海外での実務経験は、あなたの経歴に大きな価値を与えます。

「海外サロンでトップスタイリストとして活躍」「多様な人種の髪を扱える」といった経験は、帰国後のキャリアにおいても強力な武器となります。

 

独立開業、有名サロンへの転職、メーカーの講師、海外と日本を繋ぐ仕事など、キャリアの選択肢が大きく広がることは間違いありません。

 

美容師が海外で働くデメリット・課題

輝かしい魅力の裏側には、必ず乗り越えなければならない壁が存在します。

憧れだけで飛び込むのではなく、厳しい現実もしっかりと直視し、備えることが成功への第一歩です。

 

言葉と文化のギャップがある

 

日常会話レベルの語学力はもちろん、お客様の細かなニュアンスを汲み取るための接客英語、専門用語の習得は必須です。

言葉が通じないストレスは、想像以上に大きいもの。

 

また、予約の考え方、お客様との距離感、仕事に対する価値観など、日本とは異なる文化や習慣に戸惑うことも多いでしょう。

柔軟に対応し、現地の文化を尊重する姿勢が求められます。

 

高額な初期費用と生活費がかかる

 

海外で生活を始めるには、まとまった資金が必要です。

渡航費、ビザ申請費用、当面の生活費(最低3~6ヶ月分)、住居の契約費用、美容学校に通う場合はその学費など、少なくとも100万円以上、国やプランによっては200万~300万円以上の初期費用がかかることも珍しくありません。

 

現地の物価、特に家賃が高い都市部では、生活費も日本以上にかかることを覚悟しておく必要があります。

 

孤独感がある

 

家族や友人と離れ、慣れない環境で一人生活を始めることは、精神的な負担も伴います。

言葉の壁や文化の違いから、思うようにコミュニケーションが取れず、孤独を感じる瞬間もあるでしょう。

 

強い精神力を持ち、自分で新たなコミュニティを見つけたり、リフレッシュする方法を見つけたりすることが大切になります。

 

海外で働くために必須の3大要素

海外で美容師として働く夢を現実にするためには、避けては通れない3つの大きな壁、「ビザ」「資格」「語学力」を乗り越える必要があります。

ここでは、それぞれについてさらに詳しく見ていきましょう。

 

1. 海外で働くための「就労ビザ」

 

ビザは、外国人がその国に滞在し、活動するための許可証です。

観光目的ではなく合法的に「働く」ためには、就労が許可されたビザが絶対に必要になります。

 

しかし、このビザの取得条件は年々厳しくなっており、学歴、職歴、語学力、年齢などが問われます。

特に、美容師として正式な就労ビザを取得するのは簡単なことではありません。

ワーキングホリデービザを利用する人も多いですが、年齢制限や滞在期間の制約があります。

 

ワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)

 

18歳から30歳(国によって異なる)を対象に、協定国で1〜2年間、観光、就学、就労を経験できる制度です。

比較的取得しやすく、多くの美容師が海外への第一歩として利用しています。

 

メリット:

  • 申請のハードルが低い。
  • 働きながら現地の生活やサロンの雰囲気を体験できる。

 

デメリット:

  • 年齢制限がある。
  • 滞在期間が限定されている。
  • 同じ雇用主のもとで働ける期間に制限がある国も多く、長期的なキャリア形成には繋がりにくい。

 

注意点:

ワーホリ制度は非常に人気があり、国によっては定員がすぐに埋まってしまうことも。

申請条件や時期は頻繁に変更されるため、常に最新情報のチェックが必要です。

 

就労ビザ

 

現地の企業(サロン)がスポンサーとなり、「この人材が自社に必要である」ことを証明して申請する本格的な労働ビザです。

アーティストビザ(O-1ビザなど)や技術者ビザ(H-1Bビザなど)といった種類があります。

 

メリット:

  • 長期的な滞在・就労が可能。
  • 安定したキャリアを築ける。

 

デメリット:

  • 取得のハードルが非常に高い。
  • 学歴、職歴、卓越した技術や受賞歴、メディア掲載実績などを客観的に証明する必要がある。
  • スポンサーとなってくれるサロンを見つけること自体が難しい。
  • 申請プロセスも複雑で時間がかかる。

 

※ビザに関する情報は、各国の政策により頻繁に更新されます。本記事の情報は2025年6月現在の一般的なものであり、計画を立てる国の大使館や移民局の公式ウェブサイトで必ず最新の正確な情報を確認してください。

 

2. 世界で技術を証明する「美容師ライセンス(免許証)」

 

日本の美容師免許は、残念ながらそのまま海外で使うことはできません。

海外で美容師として働くためには、現地の法律に従い、その国(または州)のライセンスを新たに取得するか、日本の免許からの書き換え手続きが必要です。

 

多くの場合、現地の美容学校に通い直したり、州の定める実務経験を積んだり、難易度の高い筆記・実技試験を英語で受験したりする必要があります。

 

日本の免許からの「書き換え」

 

一部の国や州では、日本の美容師免許と実務経験を現地のライセンスに書き換える制度があります。

ただし、「申請すれば簡単に書き換えられる」わけではありません。

例えば日本の免許証の翻訳、卒業した美容学校の成績証明書やカリキュラム内容(英文)の提出、規定年数以上の実務経験証明、手数料の支払いなど、多くの書類と手続きが必要です。

 

現地での「新規取得」

 

多くの場合は、現地でライセンスを新規に取得する必要があります。

これは非常に時間と労力がかかる道のりです。

 

  1. 美容学校への通学
    州の規定するカリキュラムと時間数(1000〜1600時間程度が一般的)を現地の美容学校で履修する。
  2. 実技・筆記試験の受験
    卒業後、州が実施するライセンス試験(全て英語)を受験。衛生法規、解剖学、化学などの専門知識を問う筆記試験と、カットやカラーなどの実技試験に合格する必要がある。

 

1と2のどちらのプロセスを選ぶにせよ、相当な準備と覚悟が必要であることを理解しておきましょう。

 

3. お客様とコミュニケーションをとるための「語学力」

 

「日常会話がなんとなくできれば大丈夫」という考えはNG。

美容師の仕事は、お客様の繊細な要望を正確に理解し、それに対してプロとして提案し、信頼関係を築くコミュニケーション業でもあります。

 

求められるレベル

 

  • カウンセリング能力
    「a little shorter(少し短く)」がどの程度なのか、「natural wave(自然なウェーブ)」がどんなイメージなのか、お客様の言葉の裏にあるニュアンスまで汲み取れるヒアリング力。
  • 提案力
    お客様の髪質や骨格、ライフスタイルに合わせたスタイルを、専門用語を交えながら具体的に説明し、提案できる力。
  • 雑談力
    お客様にリラックスしてもらい、楽しい時間を過ごしてもらうための会話力。

 

日本でできる学習法

 

  • オンライン英会話
    日常的な会話に慣れるための基礎体力作りに◎
  • 美容英語に特化した学習
    接客で使うフレーズ集や、海外の美容系YouTuberの動画などで専門用語をインプットする。
  • 外国人客の多いサロンで働く
    日本にいる間に実践経験を積む。
  • 外国人モデルハント
    積極的にコミュニケーションを取り、施術させてもらうことで、度胸と実践的な会話力が身につく。

 

語学力は一朝一夕には身につきません。

日本にいるうちから、毎日少しずつでも英語に触れる習慣を作ることが重要です。

 

海外美容師になるための具体的な道のり

漠然とした憧れを具体的な計画に変えるための5つのステップをご紹介します。

 

ステップ1. 情報収集と目標設定

 

まずは「なぜ海外に行きたいのか」「海外で何を成し遂げたいのか」を自分の中で明確にし、下記のような項目を洗い出します。

 

  • どの国で?
  • 期間は?
  • ワーホリで体験したいのか、長期的に働きたいのか?
  • どんなスタイルのサロンで働きたい?

 

その上で、徹底的に情報収集を行います。

 

  • 海外就職エージェント:ビザや資格に詳しいプロに相談する。
  • 経験者のブログやSNS:先輩たちのリアルな体験談を参考にする。
  • セミナーや説明会:海外就職関連のイベントに参加してみる。

 

ステップ2. 資金計画と準備

 

海外での生活にはお金がかかります。

目標の国や滞在期間が決まったら、必要な資金を計算し、具体的な貯金計画を立てましょう。

 

資金は多ければ多いほど、心の余裕に繋がります。

渡航後すぐに仕事が見つからない可能性も考慮し、余裕を持った資金計画を立てましょう。

 

ステップ3. 語学学習とスキルアップ

 

渡航準備と並行して、日本にいる間にできる最大限の準備を進めます。

 

語学学習では目標レベルを設定し、毎日継続して学習しましょう。

TOEICやIELTSなどのスコアを目標にするのも有効です。

 

また、美容師としては自分の得意な技術をさらに磨きます。

コンテストでの入賞歴や、クリエイティブな作品をまとめたポートフォリオ(作品集)の作成は、海外での就職活動において非常に重要です。

外国人客の多いサロンに転職したり、外国人モデルを積極的に施術したりして、海外での仕事をシミュレーションすることもおすすめします。

 

ステップ4. ビザと資格の取得手続き

 

いよいよ具体的な手続きの開始です。

このプロセスは数ヶ月~1年以上かかることもあります。

 

自分の計画に合ったビザの種類を確定し、大使館のウェブサイトで必要書類や申請手順を確認し、準備を進めます。

 

また、渡航先の美容師のライセンス取得要件を調べ、書き換え申請や美容学校への入学手続きなどを始めます。

必要書類の取り寄せや翻訳には時間がかかるため、早めに行動しましょう。

 

ステップ5. 求人情報のリサーチと応募

 

ビザや渡航の目処が立ったら、就職活動を始めます。

 

  • 海外求人サイト:Indeedの海外版などで「Hair Stylist」「Hairdresser」と検索。
  • 日系の海外就職エージェント:ビザサポートのある求人などを紹介してもらう。
  • SNSの活用:Instagramなどで気になるサロンやスタイリストに直接DMでアプローチする。
  • 現地での直接交渉:渡航後に履歴書とポートフォリオを持って、サロンに直接売り込みに行く。

 

履歴書(英文レジュメ)は日本の履歴書とは形式が異なります。

自分のスキルや経験を効果的にアピールできるよう準備しましょう。

 

海外で成功しやすい美容師の特徴

技術や語学力はもちろん重要ですが、それ以上に海外で成功するためにはマインドセットが鍵を握ります。

多くの成功している美容師には、以下のような共通点が見られます。

 

  • ポジティブで行動力がある:問題が起きても「なんとかなる」と前向きに捉え、解決のために自ら動ける。
  • 変化を恐れない柔軟性:日本の常識が通用しない場面でも、現地の文化ややり方を尊重し、柔軟に適応できる。
  • 謙虚さと向上心:自分の技術に自信を持ちつつも、常に新しいことを学び、成長しようとする姿勢。
  • 積極的なコミュニケーション:言葉が完璧でなくても、笑顔で積極的にコミュニケーションを取り、自分の世界を広げていこうとする。

 

あなたに合う国はどこ?人気の国別の働き方

「海外」と一括りに言っても、国によって環境は大きく異なります。

ここでは、日本人美容師に人気の5つのエリアをピックアップし、その特徴を解説します。

 

ハイレベルな環境で挑戦したい人:実力主義の「アメリカ」

 

アメリカ(ニューヨーク、ロサンゼルスなど)は世界のトレンド発信地。技術力さえあれば、人種や経歴に関係なく評価される完全実力主義の世界です。

収入も青天井で、トップスタイリストになれば高収入が期待できます。

多様な人種が集まるため、あらゆる髪質に対応するスキルが磨かれます。

 

資格は州ごとのライセンス制で、取得は最難関クラス。

就労ビザ(Oビザなど)の取得ハードルも非常に高く、卓越した技術や実績が求められます。

 

多文化を肌で感じたい人:ワーホリで挑戦しやすい「カナダ」

 

カナダ(バンクーバー、トロントなど)は移民が多く、多様な文化が共存する国。

人々はおおらかで、外国人にも比較的寛容です。

日本の繊細な技術が評価されやすい環境でもあります。

 

資格は州ごとのライセンス制です。

ワーキングホリデービザを利用して渡航し、働きながら現地のライセンス取得を目指す人が多いのが特徴。

海外で働く最初のステップとして人気があります。

 

自然豊かな国が好きな人:働きやすくライフスタイルを両立できる「オーストラリア」

 

オーストラリア(シドニー、メルボルンなど)は 温暖な気候と美しい自然に囲まれ、ワークライフバランスを重視する文化が根付いています。

最低賃金が高く設定されており、安定した収入を得やすいのが魅力。

 

州ごとのライセンスは不要な場合もありますが、Certificateという技術証明の取得が推奨されます。

カナダ同様、ワーキングホリデー制度が充実しており、多くの若者が挑戦しています。

 

感性を磨きたい人:ファッションと文化の中心地「イギリス」

 

イギリス(ロンドンなど)は論理的でクリエイティブなヘアスタイルを学べる環境です。

ファッション、音楽、アートなど、常に最先端のカルチャーに触れることができ、美容師としての感性を刺激されます。

 

「NVQ」という全国共通の職業資格があります。

就労ビザの取得はアメリカ同様に難易度が高く、以前利用できたYMS(ユース・モビリティ・スキーム)ビザも抽選式で狭き門となっています。

 

安心してキャリアを積みたい人:日本の技術が高評価される「アジア諸国」

 

アジア諸国(シンガポール、台湾、タイなど)には日系のサロンが多く進出しており、日本の高い技術力と丁寧なサービスが絶大な信頼を得ています。

欧米諸国に比べて物理的な距離が近く、文化や食生活も馴染みやすいため、初めての海外挑戦でも安心感があります。

富裕層が多く、客単価が高い国もあります。

 

国によって制度は様々ですが、日系サロンがビザサポートをしてくれるケースも比較的多く見られます。

語学のハードルも、英語や現地語が話せればもちろん有利ですが、日本人のお客様が多いサロンもあります。

 

まとめ

海外で美容師として働くことは、決して簡単な道ではありません。

ビザ、資格、言葉、文化、資金など、乗り越えるべき壁は数多く存在します。

 

「いつか海外で挑戦したい」という憧れがあるなら、まずは情報収集という最初の一歩から踏み出してみませんか?

外国のサロンで働くことを目標にしつつ、日本のサロンで実務経験を着実に積んでいきましょう。

 

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