【必見】美容師に必須の国家資格とは?資格取得の方法から進路までまとめました!

Beautician license

美容師になりたい!資格は必要って聞いたけど、何からはじめたらいいの?資格をとったあとはどうしたらいいの?

このような悩みを抱えてはいませんか?

ご存知のとおり、美容師になるためには「美容師免許」が必要です。美容師免許は国家資格なので「国家試験」に合格しなければなりません。

国家資格試験の合格率は80%〜90%と決してハードルが高いわけではありません。日々の対策をしておけば十分にクリアできる範囲です。

とは、いうものの、

  • 実際に美容師資格を取得したあとの就職はどうなるのか?
  • 就職してすぐに給料はいくらぐらいもらえるのか?
  • 理想のあった求人情報やサロン探しのコツは?

など、色々と気になることはありますよね。

そこでこの記事では、美容師の国家資格を取得するための方法や資格取得後の進路、美容室での仕事についてまとめていきたいと思います。

これから美容師を目指す!という人は、何かの参考にしてください。

 1 美容師になるためには国家資格が必要

美容師になるためには「美容師免許」が必要です。美容師免許は「国家資格」なので、国家試験に合格しなければいけません。

美容師に似た資格として「理容師免許」という資格があります。こちらも国家資格です。試験に合格し、理容師免許を持っていると「理容師」として働けることになります。(美容師免許と理容師免許の違いは後ほど紹介します。)

試験対策について

国家試験への対策を行いたい方は下記の記事に過去問や傾向をまとめています。
参考にしてください。

【2022年版】第45回美容師・理容師の国家試験について|過去問から試験内容までまとめ

2018.09.28

1-1 資格取得の方法

資格を取得する方法はシンプルに「国家試験に合格すること」です。

ただし、国家試験の受講資格を得るためには国の定める「美容師養成施設」を卒業する必要があります。

美容師養成施設とは「専門学校」のことです。

▼美容学校について詳しくはこちらの記事でまとめています。▼

絶対に失敗しない美容系の専門学校の選び方!大阪編

2017.07.25

専門学校の美容科(または、理容科)で単位を習得した人に国家試験の受講資格が与えられます。

試験は毎年2月と8月に開催され、多くの学生は学校を卒業する直前の2月に試験を受講します。

2017年2月に開催された美容師試験の合格率は89.1%(※1)と高い合格率になっています。

1-2 資格取得に必要なお金

資格試験に必要なお金は

  • 実技試験と筆記試験を両方受講する場合は25,000円
  • 実技試験のみ(または、筆記試験のみ)の場合は12,500円

となります。(※2)(「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した人のうち、筆記試験のみ(または、実技試験のみ)に合格した人は、次回の試験に限りすでに合格した科目の受験を免除できます。)

学費に国家試験の受講料も含まれている学校がほとんどです。

1-3 美容師と理容師の違い

この章の冒頭で美容師と理容師について少しふれました。

実は、美容師免許と理容師免許ではサロンで施術できる内容が変わります。

大きく違うことは、「顔そり」ができるかどうかです。

美容師 理容師
カット できる できる
顔そり できない できる

顔そりができる理容師免許を持っていると、理容室の他に、「シェービングサロン」で働くという選択もできるようになります。

また、美容免許でも、美容室の他に「まつ毛エクステサロン」やや「アイブロウサロン」でも働けるようになります。

このように、1つの資格の選択肢が広いので自分がどのような道に進みたいのか考えておく必要があるでしょう。

1-3 学校に通う期間

美容師免許を取得するために通う専門学校は一般的には2年間です。

昼間過程の他に夜間過程や通信過程を設けている学校もあります。

通信過程の場合、3年間学校に通う必要があります。

中には、昼間は実際にサロンで働きサロンワークを手伝いながら、夜間や通信で免許の取得を目指すという人もいます。

免許の取得と並行して現場の仕事を覚えていけるので、免許取得後は即戦力として働けることが期待できます。

そのようなサロンを見つけたいときは求人情報に「美容師免許を持っていなくてもOKです!」と掲載されているサロンを探してみてください。

1-4 試験の内容

試験の内容は国家試験の案内が交付された時に発表されるので、必ず確認しましょう。

この記事の執筆が2017年11月ですが、次回開催となる2018年2月の試験案内を参考に紹介しておきます。

試験に合格し、資格を取得すれば晴れて「美容師」となり、学校を卒業しサロンへ就職してお客様をカットやカラーを担当していくことになります。

次に資格取得後の進路について紹介していきます。

 2 資格取得後の進路

2-1 サロンに就職する

美容師もしくは理容師としてサロンに就職することができれば夢に近づく第一歩です。

もちろん、就職したての学生レベルの技術ではお客さんのカットを担当することは難しく、サロンに入ってからもレッスンを積み重ね技術をあげて行かなければいけません。

美容師としてカットを担当するレベルになると「スタイリスト」と呼ばれ、1人のお客さんを任されるようになります。どのタイミングでスタイリストになれるかはサロンによって様々です。

収入面でもアシスタントとスタイリストでは大きく違います。また、スタイリストの中にも「トップスタイリスト」や「クリエイター」といったランクをつけているサロンもあります。

2-2 はじめはアシスタントから

サロンに就職すれば、まずアシスタントとして働くことになります。

初任給の相場は15万円〜18万円です。

アシスタントの次は、スタイリストとしてデビューすることを目指します。

デビューまでの期間は、3年ほどが一般的です。(中には、1年〜2年でデビューする人もいます。)

最短でデビューするためには本人の努力が必要なので、就職してからもレッスンを怠らないようにしましょう。

2-3 スタイリストとしてデビュー

スタイリストとしてデビューすれば、お客さんのカットを一人で担当できるようになります。

サロンの売上もスタイリストの数で大きく変わるので、サロンに貢献すればするほど収入も上がります。

指名料や歩合がつくサロンもあるので、収入面でもアシスタント時代とは大きく変わってきます。

スタイリストデビューした美容師の収入の相場は

  • 基本給が20万円〜25万円
  • 指名料は500円〜3000円
  • 歩合が0%〜40%
といったところです。細かな条件はサロンによって変わるので就職の時に確認をしておきましょう。

3 美容師資格の現状

3-1 倍率

ここ数年の合格率です。

2017年の2月に実施された第35回の美容師試験の合格率は89%となっています。(理容師免許は75%)

過去5年間をみてみると、

年度(受験者数が多い2月試験の場合) 美容師試験の合格率 理容師試験の合格率
平成27年度 89.1% 75.1%
平成26年度 88.6% 76.6%
平成25年度 80.5% 66.6%
平成24年度 80.4% 67.0%
平成23年度 86.1% 82.4%

といった数字で推移しています。(※3)

合格率が80%前後の試験ですので、決してハードルは高くはありません。

3-2 受講者数の推移

美容師試験の受験者数は徐々に減少しています。

2017年の2月に実施された第35回の美容師試験の受講者数は18,768人でした。(理容師免許受験者数は1,280人)

過去5年間では、

年度(受験者数が多い2月試験の場合) 美容師試験の受験者数 理容師試験の受験者数
平成27年度 18,621人 1,268人
平成26年度 18,894人 1,479人
平成25年度 19,411人 1,459人
平成24年度 18,487人 1,417人
平成23年度 18,237人 1,325人

となっています。(※3)

サロン数は増加する一方で美容師・理容師を志す若者の数は増えておらず、現場のサロンは人手不足の傾向にあります。

3-3 美容室の数

スタイリストとして一定の技術を身につければ自分のお店を持つ美容師も多く、独立しやすい業態でもあります。

美容室の数は年々上昇してきており、今では理容室・美容室を合わせると35万店を超えるようになりました。

年度 美容所 理容所
平成28年度 231,134 130,210
平成27年度 234,089 128,127
平成26年度 237,525 126,546
平成25年度 240,299 124,584
平成24年度 243,360 122,539

となっています。(※4)

35万店というと、実は日本全国にある「信号機」の数よりも多く、独立しやすい反面、競争の激しい業態でもあります。

まとめ

美容師の国家資格取得について、資格取得後の進路についてなどをまとめました。

いざ、専門学校を卒業する間際になると、国家試験に向けての最後の勉強やレッスンと並行して、就職活動をしていかなければなりません。

就職活動は競争ですので、「いかに効率よく、希望に近いサロンの情報を得るか。」によって進路に大きく差がわかれます。

理想のサロンを見つけることができ、長期的に働きながら活躍している人もいますし、望んでいた条件と違うサロンに就職した結果、転職を繰り返しているという人もいます。

国家資格の取得は美容師になるための1つの条件にすぎません。

資格を取得してからの長い美容師人生を有意義に過ごせるかどうかは、どのようなサロンに就職するかに左右されることを覚えていてください。

もし、就職先に困ったら、求人専用のエージェントを頼ることをおすすめします。このサイトを運営する「キレイビズ」も美容業界の求人情報に特化してサイトを運営しています。

何かお困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせくださいね。

参考

※1 出所:理容師美容師試験研修センター 過去の試験実施状況

※2 出所:理容師美容師試験研修センター 受験手続

※3 出所:理容師美容師試験研修センター 過去の試験実施状況

※4 出所:厚生労働省 発表資料

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